※このブログ記事はフィクションです。

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私の名前は年金増子。

「としかね　ましこ」と読みます。

※マシコです。

名前が名前なので「ねんきんさん」とか「マシコデラックス」と呼ばれることがあります。

そんな私のところには時々、年金や退職金などのご質問が寄せらせます。

私もそんなに詳しくないので、その都度調べながらお話しています。

その時の話を少しだけご紹介できたらと思います。

【今回の登場人物】

Ａさん（61歳）：会社員

　去年定年を迎えて現在は再雇用勤務中

Ｂさん（59歳）：会社員

　今年度定年を迎える

マシコ（5X歳）：会社員

Ａさんとマシコは同じ部署所属です。

〜マシコとAさんの執務室にて〜

Ｂさん　担当者から定年の手続きの説明を受けたんだけど、企業型DCはiDeCoに移せるらしいね。

マシコ　そうですね。当社の企業型DCは加入期間が60歳までなので、企業型DCの資産は、60歳以降は受け取るか（裁定請求する）、受け取るまでそのまま置いておくか（運用指図者になる）、iDeCoに移換するかの選択になりますね。

Ａさん　受け取ったりiDeCoに移したりする手続きは自分でやらないといけないので、面倒だけどがんばってくださいね。

Ｂさん　65歳まで再雇用だから今すぐお金が必要な訳じゃないんだよなぁ。

今のDCにそのまま置いておいても良いかなぁ。

IDeCo口座を開設するのも面倒くさいし。

Ａさん　僕はiDeCo口座を開設して掛金を拠出してますよ。

所得控除のメリットがありますからね。

僕の場合は掛金の上限いっぱいの月20,000円拠出してるから、

年間で24万円の所得控除が受けられるんですよ。

Ｂさん　なるほどね〜。

Ａさん　iDeCoで拠出期間は65歳までで5年間だから、そこで欲張って増やそうとは考えてないんです。

所得控除が目的です。

債権の投資信託とか定期預金のようなリスクの低い商品もありますよ。

マシコ　iDeCo口座を作る場合、好きな金融機関を選べますよ。

手数料やiDeCoの中で扱っている商品は色々なのでいくつか比較して決めると良いですよ。

Ｂさん　なんだか面倒くさくなってきたなぁ。

やっぱり今の企業型DCの運用指図者になってしばらく置いておこうかなぁ。

マシコ　iDeCoは毎月手数料がかかるんですけど、当社の企業型DCの運用指図者も手数料は本人負担なので、その点はご注意くださいね。

例えば、DCの資産の内容が定期預金の商品だった場合、利息よりも手数料で引かれる方が多くなってしまいますよ。

Ｂさん　そうか。そういうこともあるよね。

マシコ　運用指図者になると受け取るまで運用は続くんですけど、今お持ちの商品が株を対象とする投資信託だった場合、受け取る際に増えてることもあるし、時期によっては減ってることもありますよね。

状況が良い時に定期預金型の商品に変えておくという方法もありますよ。

Ｂさん　Ａさん、マシコさん、色々教えてくれてありがとうね。

ちょっと考えてみるよ。

またわからないことがあったら相談にくるね。

マシコ　どうぞどうぞ。お待ちしてます。

おしまい

企業型DCの資格喪失後の手続き