定期的というか、いろんな本を読んで、その合間に片岡さんの本を読んでいます。
新刊も出てますが、昔の本は発刊されてないので、amazonで中古本を探して買ってます。今回は、「吹いていく風のバラッド」
表紙裏には、こう書いてあります。
400字詰の原稿用紙、というものがあります。この原稿用紙で、みじかくて3枚、多くて20枚足らずのスペースにおさめた興味深く美しいシーンを、無作為に連続させてできたのが、この本です。文庫本による、楽しいゲームのひとつです。
この通り、この本は28の章あり、それだけのショートストーリーです。
すれちがってから、彼は、肩ごしにふりかえった。彼女のうしろ姿を、彼は見た。トレンチ・コートのえりに髪がかかり、背中から腰をへて裾まで、シルエットはすんなりやさしく、裾からのびたきれいな脚が、高めのヒールのハイヒールにおさまっていた。
素敵な男女のお話です。たまに、男を銃で撃つ女性の話もありますが・・・