10年前、この建物と同じ並びにある大学で入学式だった。

まさか10年後にこっちに来ることになるとはね。

 

朝8時半前に出発。 

朝が遅い我が家では この時間に出かけることは整形外科の診察日以外は無いので そこからバタバタしている。

一日の予定を盛りだくさんに入れてるのでセカオピは二の次みたいな気持ちもあって緊張感はゼロw

この前の脳外科の病院よりは少しだけ地元寄りにあるので、1時間で到着。(予約時間の30分前)

雪にならなくてほんとによかった。

 

さすがに大学病院は広い。駐車場も広い! 総合案内の方も親切、セカオピ受付の方もめちゃくちゃ親切。

緊張感は無かったのに、質問事項を確認してたら少しだけドキドキしてくる。

予約時間ぴったりに相談室に案内されて担当の先生とあいさつ。

事前に質問事項を提出しているので、それに沿ってすでに回答の書かれた用紙も置かれていて

でも話は がんの種類やPD-L1の有無、それらについての説明 治療歴でなぜそれが選ばれたか?の説明から始まったので

ちょっとだけまどろっこしかったかな。まあ主に夫に向かってしゃべってたから、夫への説明かもw

ま、さすがに大学の先生だからか 説明が非常にわかりやすい。

授業を聞くようだったわ(しらんけど)

 

本題に入って「肺のほうは、あまり動きもなく抑えられた状態だけど、脳のほうが問題なんですよね?

やはり症状が出てくることが嫌ですよね?」というのに、しっかり首肯。そうですそこです。

「本来の標準治療でいけば、4次治療後というのは殺細胞性抗がん剤になりますが、脳への効き目で言うとやはり分子標的薬になります」

ということで、すでに使われている薬剤2種の説明。

わたしの質問もそこにあり、一番は再びタグリッソが使えるかどうか?ということ

 

主治医は「耐性が出来てるので~・・・うにゃうにゃ。。。」だし

ネットで調べると免疫チェックポイント阻害薬から時間を空けてもリチャレンジには賛成しない医師の意見とか・・・

でも、こちらの先生は

「使えます! 免疫チェックポイント阻害薬の後でも、これだけ時間をおいていればほぼ問題はありません」

ただ、薬剤そのものに肺炎のリスクはあるというだけで、それは最初からそうだしほかの薬でも同じだからね。

でも、使えるとわかればほっとする。 

そして新薬については、「一次治療患者が承認になっただけで、タグリッソの耐性後の評価というのがまだなんです。」とのこと。

患者会でもこれに関しては副作用が強いとは聞いていたけれど、やはりそこがとても問題点で

効き目が強いということは副作用も強いので医療者のほうではその対策をどうするか?に追われているところなんだそう。

これは、うかうかと「新薬~♪」と喜んではいられないのかも。

 

他には放射線(全脳)のことなど聞いて・・・

まあ、とにかくもういろいろやってきたんで、絶対いい話ってのが無いことは最初からわかってはいるんだけど。

主治医の「。。。うにゃうにゃ~」の部分を全部はっきり説明してもらえたことはセカオピして本当によかったと思った。

 

それと「遺伝子検査をもう一度やることは意味があると思います!」との提案があり

これに関しては私はもうやらない(できない)と思っていたので、おおおおおお???と、

「以前、大学との共同研究とかで気管支鏡やったんですけど、その時は検体から悪いものが出なかったし、その奥には気管支鏡が入らないということで調べてないんですよね 針生検とかするんですか?」と聞くと

「血液で調べられます!!」

おおおおおおおおお!その手がやはりあるじゃん~~♪

しかも

「これはぜひ早いうちにやるべきと思うので、いいですよ、〇〇先生に伝えておきますから次の診察日に採血してください」とのこと。

 

話の中に時々主治医のことが出てくるのだけど、〇〇先生というときと「○○」と呼び捨ての時があって

連携病院なのでたぶん知り合いではあるんだろうけど、最初呼び捨ての時は同じ医療者側としての呼び捨てかと思ってたけど

時々「先生」付きで言い直すのを聞いてると え?後輩か何か?と思えてきて

だんだんと「それは俺からアイツによく言っとくわ」的な感じがしてきたわww

 

しっかり言ってくれっ!!!  (笑)

 

セカンドオピニオンでは原則主治医の悪口は言ってはならないという決まりなんだけど

どうもぽろっと言いそうになって困ったわw(言わないよ)

ただ「やはり今のところ(病院)では症例数が少ないせいか、はっきり決まらないようなことがあるので~」という

ニュアンスでは言っちゃったけどね。

あ、いけない!と思ったけど、うんうんてうなずいて「まあ、そうですね。あなたの考えで間違いはないと思います」

と言ってもらえてほっと・・・

ついでに「患者会に入っているので、そちらからの情報とか知ってしまうとつい・・」ということも話したら

ワンステップのこともよくご存じでいらして

「ワンステップはすごいですね」と。評価高かった~

 

決まりの1時間枠の中で、少し時間が余るくらいで質問終わっちゃったので

「他にいいですか?」と何回も聞いてもらえて 

まあ下世話な話すると、セカオピって保険が効かないので結構お高いんですよ。しかも大学病院になると別枠でw

(お都会のほうはもっと桁違いだけどね)

払っただけはしっかり有効活用しないと!!! 

まあ「主治医に言っとく」は何回も言ってくれたから元は取ったwww

 

 

病院出たのが11時。

この後は「ついでのお楽しみ~~~♪」にウキウキで出掛けたのでしたw

60年ぶりの再会目指して~~!!