今日は先日書いた元勤務先の塾生に最後の挨拶をしに行きました。

 

 

まさか先週の授業で最後になるなんて僕自身も生徒のほうも知る由もなく、

 

今日は3年間見てきた子が授業を終える時間に塾の外で雨の中待って会いに行きましたが、

 

生徒からしたら授業自体はいつもと違う先生だしその上授業終えたら外で私服の僕と会うわけだからびっくりしてました。

 

なんて言葉かけようとか会うまでは悩んでましたが意外と顔を見るとあっさりとしたものでした。

 

※ここからは「僕の言葉」「塾生徒の子の言葉」で色分けします。

 

「(その子がマスクしてたから)どうしたの、風邪ひたか?(笑)」

 

「えー!?先生じゃん、なんで?」

 

でも時期が時期なだけにその子なりに勘付いたみたいで、普段見せない真剣な表情をしてました。

 

いつもは授業中こちらをおちょくるような調子で課題の多さに文句を言ったり

僕の寝癖を馬鹿にして来たり

 

決して尊敬するようなそぶりは見せないけど

 

難しい問題解けたときとかほめると無邪気に嬉しそうな顔するし

 

こっそり僕が小テストの答え写してるの見逃してあげるととっても悪い顔してこっち見たり

 

ほんとにかわいい子たちでした。

 

 

こういうのっていつも思うんですよね、

 

最後には必ず別れが訪れるのに最初のころあんなによそよそしくかかわってたんだろうって…

 

まあそういうもんなんだけど…

 

 

最初に出会ったのは僕が初めてバイトで塾講師を始めた時で、授業をする側として初めての相手がその子たちでした。

 

授業に手いっぱいで今思うとつまらない授業だったかもしれませんが、

(あのころは馬鹿まじめに上の指示通りもっとめちゃくちゃな量の課題だしてたかも…)

 

毎週毎週会ううちに僕自身も授業に慣れてきてふざけたこと言う余裕も出てきましたし

 

あの子たちとも打ち解けて、互いに身構えていたものを振りほどいて一見均等感がなくなってしまったように見えて、

 

結果として僕の理想としていた僕自身も楽しめて内容も伴った楽しい授業が展開できてきました。

 

 

勉強は結局本人がやる気になるのが一番大切なのだというのが、元々塾講師として何のスキルもない僕が僕なりに出した答えでした、

 

いかに勉強してる時間を楽しめるか、その際一緒に楽しんで経験させる

 

英語もテキストにはあまり沿わず文法を一から頭に入れさせる…

 

一見遠回りに見えるかもしれないけど英語は基本の文法をしっかり覚えればあとは単語入れるだけでどこまでも対応できるといいうことを伝えたかったのです、

 

これは暗記が苦手な僕が実際の経験から考えた論ですが、

 

プロセスは自由 いかに楽に解くか

答えがあってれば問題ない

 

ということを軸に置いた指導でした。

 

 

英語は読ませとけばいいとかいう塾からの指示をガン無視した僕の授業を上司はきっとよくは思ってなかったはずですが、

 

だからこそ僕の授業を受けた子たちには実際に結果を出して喜んでほしかった勉強を自分からできるようになってほしくてやっていました。

 

 

しかし親密になればなるほど別れがつらくなることなんて気にしてもいませんでした、

 

今になって2年前の最初の授業を思い出してもとても懐かしく感じてくるし、思いのほか覚えているもんです。

 

 

改めて考えるとこの仕事は酷なもんです、

 

最大3年で必ず情の湧いた状態で強制的にお別れです。

 

 

先日のブログでの宣告通り、

 

今回予定より早くやめることになってしまった経緯、

塾則で言えなかった自分の名前やとても遅れた自己紹介、

今の正直な気持ち、

これからの応援、

普段伝えれないけど伝えておきたかったメッセージなど

 

手紙に時間をかけてしっかり書いて渡しました。

 

「実はさ、前回のが最後でもうここの講師じゃなくなっちゃた…。だから最後まで見たかったけどさ、今日でもう会えないかもな…町で偶然とかあればあるけど。」

 

「まじかぁ…そうか、まじかぁ」

 

「うん、まあこの辺には住んでるからさ」

 

「…先生泣きそうなの?(笑)」

 

「会っちゃうと言いたいこと言えないし手紙書いたんだけど、これ」

 

「えほんとに?ありがとうございます!」(普段絶対にこんな丁寧な言い方しないから多分動揺してたんだと思う)

 

「ここに来たことも多分ばれると、」

 

「ダメなんだよね、わかってる、内緒でしょ?」

 

「ありがと」

 

「…先生、高校受かりますわ(笑)」

 

「うん、がんばって、受験だけじゃなくて全部応援してるから…」

 

「ありがとう!」

 

「それじゃあね…」

 

見えなくなるまで手を振ったりするつもりだったけど実際会っちゃって話したらあまりにも普通でこれが最後だなんて思いたくなくて、後ろも向かずに帰ってしまいました。

 

もう一人の子にもちゃんと無事渡すことができました。

ちょっとそっちは授業前だったからちゃんとは話せなかったけどそのための手紙だから大丈夫だと思います。

 

 

あの手紙の中にあの子たちにとって真意のわからないものがあってもそれを僕に聞くことはできません

 

だけどあの子たちの読み取り方をしてくれると信じています

 

相変わらずあの子たちがそれぞれ志望校に受かったかどうかは入試が終わってから知ることはできませんが手紙にも書いた通り

 

何があっても大事なのはその後どうするか。

起こってしまったことは今更どうにもならないから。

 

 

個人的な気持ちとしては、

 

今日会ったことで余計に別れはつらくなってしまったけど、

 

別れる前にしておきたいことはできたのでこれで良かったです。

 

 

もしかしたら今回のことは、自分がここでの避けられないあの子たちとの別れを受け入れるための手段としての行動だったのかもしれません。

 

 

こんなに人の幸せを心から願ったことは人生で初めてだったかもしれません(笑)

 

いつかまたどこかで会えたらその時も笑って話せることを願って…。