宿直バイトの定点観測

宿直バイトの定点観測

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22Jun
- 食べすぎた夜
  ひたすら静かな夜が過ぎることを願う介護施設の宿直日誌。今日も静かな夜でありますようにと願いながらの宿直業務。0:45 ダイエット中にも関わらず、食べすぎてしまって気持ちが悪い今。・糖質オフのチョコレート（5粒入りの小袋×3袋）。・管理栄養士推奨の糖質7.1ｇのドーナッツ1つ。・森永の焼きプリン1つ・0カロリーの寒天ゼリーを1度に食す。いくら糖質オフでも量が多いともちろん太る。しかも深夜に。わかってる、わかってるんだけど。やっぱり気持ちの弱っている時って甘いものに逃げちゃうんだよなぁ。1:30巡回見回りの途中で訪室したら、ごはんはないか？って聞くOさんに「ここ食べ物置いてなくて。朝までなんにもないんです」と答える。若干の罪悪感...。その後、排泄の訴えあったため排泄介助し入眠を促す。パット内に収まってくれててほっ。そんな夜。
14Jun
- いつも通りの夜
  ひたすら静かな夜が過ぎることを願う宿直日誌。今日も静かな夜でありますようにと願っております。0時50分　Lさんのセンサーが反応。扉を開けると鳴るタイプ。慌てて部屋に行くも寝ておられる。いったん扉を開けたあと、一人でベッドに戻って横になったか。完全に気を抜いていてプライムビデオで映画なんか見てしまっていたので鳴ってから1分くらい。初動が少し遅れてしまう。まあ寝ていたので良し。1時30分　2回目の見回りへ。見回りの途中、外から蛙の鳴き声が聴こえてきた。ああ、もうそんな季節なんだなぁって思った。そんな夜。
07Jun
- 今日も静か
  今日は雨。駐車場を映す防犯カメラに雨粒が映ってる。本日も静かな夜でありますようにと、せつにせつに願っております。午前0時00分。1階フロアーでは入居者のLさん(50代男性)が降りてきてジグゾーパズルをやっている。500ピースのディズニーのパズル。カチャカチャとした物音が時折聞こえてくる。そっとのぞくと、窓際の席で真剣な表情。1時25分頃「おやすみ」と言ってＬさんはお部屋に。1時半巡回に行って休憩。
02Jun
- 静かな夜
  ひたすら静かな夜が過ぎることを願う宿直日記。入院の人が2人。いつも夜に出てきては歩き回るEさんがいないので比較的静かな夜。今のところコールはない。プライムビデオで映画なんかみてしまった。1時30分　2回目の見回りに出発。訪室時Lさんは覚醒しており、少しだけ顔を上げられる。Oさんはトイレに行かれたあと再び眠られた様子。布団が半分しかかかっていない。たぶん尿失禁してると思われる。寝ていたのでそっと退室。夜勤の方に任せることにした…。
24May
- 食べすぎて後悔
  ダイエット中にも関わらず、冷えたコーラとポテチがうまい。何事もありませんようにと願いながら過ごす宿直勤務。午前0時、ポテトチップスを食べまくる。だけど今は気持ちが悪い。カッコつけても仕方がないので正直に言うとさっきトイレで吐いた。胸のむかむかが気持ち悪くてなんとか吐こうとしたけどちょっとしか出なかった。もっと正直に言うと今日食べたポテチ、どれも袋を開けてから数日～1週間くらいたってるものばかり。オーザックは3日前だし、筒に入ったやつは封を開けてから軽く1週間はたっている。なんでそんなの食べたの？って聞かれたらもったいないからっていうのが答え。家の戸棚に残ってたのを持ってきた。食べながらちょっとおいしくないな。やっぱり風味が落ちてるなって思ってた。あとはダイエットの反動もあるし、夜勤の時の楽しみと言ったらお菓子でしょ！みたいな間違えた考えもある。食べなきゃよかった…。押し寄せる後悔。午前0時45分。今のところナースコールは鳴ってない。早く休憩時間になって仮眠したい。そんな夜。
17May
- 今日こそは
  最近の仕事量の多さにしんどさを感じている私。晩御飯の揚げ物3コ。調子に乗って食べたらお腹が苦しい。あれ？もう終わり？今日は何にもなかったなぁって言ってみたい。怠惰な妄想が膨らんでゆく。どうぞ今日の宿直。何事もありませんように。そしてだらだら休憩できますように…。そんな不純な願い、叶うだろうか。只今0時54分。今のところコールもセンサーもなし。このままいけるか⁉️ドキドキが止まらない。1時30分。2回目の見回りに出発。2階のOさんが下着を全部脱いで寝ている。それはまぁよし。想定内。衣類と寝具を交換し入眠促す。いつもに比べたら静かな夜。ほぼほぼ定時で眠れる幸せ。おやすみなさい。
11May
- 宿直日誌(R5.5.11)
  只今、0時11分。個人的な事情で大変申し訳ないのですが、昨日久しぶりに筋トレをやって腕も足もパンパン。筋肉痛で痛い。だからお願い。何事もありませんように…。とかって言ってるそばからセンサーマットが反応。２階のEさん。ほおっておくと人の部屋に入ってしまうEさん。さっそく2階にあがって周囲を確認すると居室の入り口付近に立っている。尿臭あり。とりあえずトイレへ誘導し座ってもらうと服もズボンもボトボト。電気をつけて確認すると布団もシーツもおしっこだらけ。隣の部屋まで服や寝具を取りに行って(居室においておくと手あたり次第触って収拾がつかなくなるから隣の空き部屋に荷物一式を保管)、着替えや寝具の交換をお手伝い。「どうしましょう」｢ごめんね」「わるいねぇ」などと言われているが、私の心はここにあらず。思いは一つ。寝ろー。寝てくれー。早く寝ろー。ただそれだけ。尿臭の残る部屋に本人を寝かせて(一応空調はチェック。あとは換気扇頼み)、なんとか詰所へ舞い戻る。2回目の見回りには、1時33分頃に出発。途中お部屋で便失禁しているOさんを発見。おむつを外してポータブルトイレに行ったあと、ズボンを上げずにベッドに戻って座ったまま排便してしまったと思われる。当然ながら衣類も寝具も便だらけ。体を拭いて、汚れた衣類や寝具を下洗いして洗濯機へ。2時40分。休憩終わりの夜勤者さんに「大御所二人たいへんだったね」と言われ苦笑い。やっと終わったと思ったら最後に見回りしたBさんは床で寝ていた…。ガーンこんな日もあるよねと自分を慰めながら1時間遅れでの2回目の仮眠に入るのであった。
03May
- 宿直日誌(R5.5.3)
  昨日の昼にぎっくり腰になった私。日頃の疲れがたまっているみたい。こんな日はもう本当に静かな夜でありますように。みんな静かに寝ていてくださいと心の底から祈りをささげる。0時15分　ナースコールが鳴る。3階のLさん。ナースコール用の携帯電話で「どうしました？」と尋ねるも無言。応答なし。居室に訪問しベッドに横になっているLさんに「呼びました？」と尋ねると不思議そうな顔。「どうしたじゃないわ。ごはんは？」とLさん。全然呼びに来ないから不思議に思ってと。今何時？12時15分よ。夜中よと伝え入眠促す。え？？食べた？夜中か？？と。少しの沈黙のあと、「もう寝るわ」と言われ横を向かれる。テレビを消して電気は消さなくていいと言われたので部屋を少し暗くしてから退出する。約1か月前に入居してこられたLさん。物忘れなんかなくてしっかりしていた方だったのに、少しずつ認知症が進んできてるみたい。1時10分センサーマットが反応。2階のEさんがお部屋から出てきた合図。Eさん夜中に起きだしては他の方の居室に入ったりするので居室の出入り口にセンサーマットを敷いている。あわてて上がってきたけどもうエレベーターの前くらいまで歩いて来られてて、歩行器を押しながら小幅歩行でこちらに向かってくる。どうしたの？眠れないんですか？と声掛けすると｢眠れないの｣と答えられる。ボソボソとした喋り方だが、若干早口でしゃべり続けるそのお声は静かな廊下に響く響く。お兄さんはここの方？ずっと起きてるの？･･･。どうせこのまま部屋に連れて帰ってもまた出てこられるだけだろうと考え、そのまま１階へ。フロアーにお通しするとそこでまたごそごそしだすかもしれないので、お声掛けしながら事務所の中へ。ちょっと一服。気分転換を兼ねてなにか気の利いたものでも出せればよかったのに、あいにく冷蔵庫の中には冷たいお茶しかない。肌寒い夜中に冷たいお茶。一口飲んでお部屋へ帰りますわと言って席を立つ(そりゃそうだ)。どうせすぐまた出てこられるんだろうなぁと思いながらも仕方なくお部屋まで案内しやっとのことで詰所へ戻る。1時36分　いつもより少し遅れて2回目の見回りに出発。見回り中にセンサーマットが反応し、今度は2階のLさんが出てこられる。居室へ誘導するも、｢ここは自分の部屋ではない｣と頑なに訴えるLさん。棚に飾ってある写真立ての写真を見たりしてもらいながら声かけして、なんとかベッドに横になってもらう。見回り再開後、今度はお部屋でポータブルトイレに座っているOさんを発見。(その後いろいろ省略)。今日はコールやらセンサーやらいろいろあって、私の腰にいたわりのかけらもないそんな夜でした。チーン。
26Apr
- 宿直日誌(R5.4.26)
  0:05　Oさんのセンサーマットが反応。寝ているベッドの足元に置いてあるセンサーマット。Oさんのお部屋に訪室するとベッドの端に腰かけている。声掛けをしてポータブルトイレへの排泄介助を促すと、普段嫌がるOさんも今日は素直！排尿後、もう1回おむつをつけて入眠促す。頼む！このまま寝てくれ～。マットを踏む、もしくは扉を開けると反応し、宿直者が持っている受信機から軽快な音楽が流れ始める。今私の手元には受信機が4つある。詰所に置いておいて席を外している間に鳴ってはいけないので、肩掛けカバンにセンサーの受信機を4つ入れて携帯しているが、正直音だけではどれが鳴っているのかわからない。いったん音楽が流れ始めると一度全ての受信機を取り出した後、光っている受信機を確認してから動き出す。この一連の作業がとにかくめんどくさい…。そして微妙に重たい。軽快な音楽が私のイライラを増幅させる。このあとはもうなにごとも起こりませんようにと、ひたすら願う。そんな夜なのでした。
19Apr
- 宿直日誌(R5.4.19)
  午前0時。コール鳴りました？の問いに｢IさんとＬさんが鳴っただけ。その他は大丈夫だったよ｣と言って休憩に行かれる夜勤職員さん。そうですか。わかりましたと言いながら、心の中ではえ～と叫ぶ。ノートを見ると…・22:40　Iさん　１Fに降りてこられる。喉を押さえている、居室にてうがいをしてもらうと落ち着かれ、臥床される。・23:33　Ｌさん　コール　「おむつ替えて。ボトボトで寝られへん」対応する。…と書かれている。めっちゃめんどくさいやつやーん。お願いします。お願いします。何事もありませんように。朝まで眠ってますように。と心の中で手を合わせまくる。2時。結局ナースコールは1度も鳴らず静かな夜。ほっ…。
11Apr
- 宿直日誌(R5.4.11)
  ひたすら静かな夜が過ぎることを願う介護施設の宿直日誌。静かな夜でありますようにとの願いもむなしく、0時の引き継ぎと同時にナースコールが鳴る。普段は押さない、2階のLさん(80代女性)。夜勤の職員さんも「めずらしいね」と言いながら休憩に行った。お部屋に行くとナースコールを握りしめていて、大丈夫？と問うと、「なに？」「あんた名前は？」「変な人やな」と言い、職員を呼んだという意識はない。むしろ不審者が来たという感じで迷惑そう。ナースコールを本人の手から離して横に置き、もう押しませんようにと願いながら退室する。今日の晩御飯の時、弁当があるのに、わかめラーメンまで食べてしまった自分。お腹がもたれて正直あんまり動きたくない気持ち。静かな夜でありますようにと強く強く願う。2時になって休憩が終わって起きだして来た夜勤の人にLさんのことを伝えると、そうなのよ。今日は日勤の時からテンションが高くって。前にZさん（90代女性）が亡くなった時もそうだったでしょ。普段穏やかなのに急にテンションが高くって。今日もなにかあるかもって言われてるのよと。そうなんですかーと言いながら、心の中ではなんにもありませんように。朝まで眠れますようにとただそれだけを願いながら休憩室に帰っていく。静かな朝が訪れますように…。
05Apr
- 宿直日誌（R5.4.5)
  ひたすら静かな夜が過ぎることを願う介護施設の宿直日誌。勤務時間は19時～翌朝7時。出勤時、夜勤の職員の方から申し送りを受ける。大きな変わりはないけど、巡回の時、先日脳梗塞で救急搬送されたけど、入院せず戻ってきたLさんの様子をしっかり見ておいてほしいとのこと。あと2時の鍵閉めも忘れずに。宿直業務のルーティンは以下の通り。出勤後1時間半ほどかけて1階フロアーの掃除。22時と2時に見回り。0時～2時の間は夜勤の方に変わってナースコール対応。朝は6時に起きて7時まで見守りと食事の準備。あとは、ご飯を食べたり、お風呂へ入ったり、休憩したり。そんなスケジュール。只今、令和5年4月5日(水)午前0時17分・0時に夜勤の方が休憩に入るのに合わせて起き出してきて、今から2時までがお仕事タイム。交代する時、夜勤の方から｢ナースコールをPさんが何度か鳴らしてる。眠れてないみたい｣と申し送りあり。寝てくれーと心の中で願う。・0時半　内職　アマゾンで買った虫取り網を組み立てる。虫が出た時に戦う武器がほしいと、購入を渋る施設長に何度もお願いして買ってもらった虫取り網。これからの季節の必需品。・0時43分　3階の入居者のLさん（50代男性）がガタガタという音を立てて車いすに乗ってエレベーターから現れる。「目が見えんのじゃ。メモを書いてくれ」と。「ビール」「焼酎」「レタス」…。途中で単語が出てこなくなる。いったんお部屋に戻られカルピスのペットボトルを持って戻ってこられる。「ジュース」と言いたかったらしい。現役バリバリの時脳の病気になり、後遺症で現在車いす。失語症で言葉が出にくい。時間をかけて伝えてくれた言葉をメモに書く。ヘルパーさんに買ってきてほしいものを伝えたかったらしい。「ビール✕1」「焼酎✕2」「レタス✕1」…。「ありがとう」と言って帰って行った。・1時55分　見回り終了。1時半頃から2時の見回り開始。今日から2時の見回りの時に2階の全部屋の鍵を締めてくるというミッションが追加された。認知症のEさんが勝手に人の部屋に入らないようにするための対策らしい。夜中にガチャっという音が気になって怒って出てきたIさん（90才女性鍵の閉める音がうるさかったらしい）に謝って見回り終了。