- 悪貨 (100周年書き下ろし)/島田 雅彦
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『悪貨』 島田雅彦 著 講談社
彼岸と言うのは、著者の島田さんにとっても理想郷なのだろうか?
エンターテインメントだけど、なかなか興味深いお話でありました。
偽札で革命を起こす。
こんなこと考えている人、本当に居そうだ。
この小説に出てくる、
グローバルな資本主義を超える社会を目指す共同体
「彼岸コミューン」みたいな団体、実際にありそうだもの。
結局、悪貨は良貨だけでなく、係わった人の人生も駆逐してしまった
感じの報われない話。
でもそんなに重く感じないのは自分にとって非現実的だからかな・・・
「闇の天才ビジネスマン VS. 美人すぎる刑事
成功するのは、恋か、捜査か?」
という帯のキャッチコピーで、もう少し軽いノリのお話かと思ったけど、
最後には、う~ん。。。となった。