グリーフのない終活日記〜毎日が初体験〜

グリーフのない終活日記〜毎日が初体験〜

生まれたからには死ななければならない。この一方通行の道は、初体験に始まり、初体験に終わる。人生楽しんだもの勝ち。始まった後半の初体験をせいぜい楽しむことにした。

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先日の断捨離で、もう一つ、思い出深いものが出てきた。それは、ある女の子がくれた一枚のプロマイドシールだ。


生まれつき心臓に持病を抱え、人生の殆どを病院で過ごした彼女との日々が、今わたしのケアマネ人生を支えている。


みなさんは、メイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパン をご存知だろうか。難病の子どもたちの夢を叶えるお手伝いをする団体だ。


メイク・ア・ウィッシュのはじまり|メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン


彼女それを知り、「シールの君に会いに行く」という夢を明確に持つようになった。しかしそれは、息苦しさから既に院内学級も休みがちだった彼女にとって、身体的にはギリギリの選択だった。当時病院は、QOLをうたいながらも、まだまだリスキーなことには消極的だった。そんな逆境にあっても、彼女はブレなかった。プライマリーナースが彼女の代弁者となり、カンファレンスを重ねるうち、彼女の夢はみんなの夢になった。その想いは主治医を動かし、病院をも動かした。一時は外出許可が出るのかさえ危ぶまれた彼女は、当日見違えるほど元気に、あらん限りのお洒落をして、大好きな人に会いに行った。こうして彼女は命を煌めかせ、数週間後天国へと旅立って行った。


ケアマネの仕事について考えるとき、いつも思うのがこのできごとだ。夢は命を煌めかせる。できないことを可能にする。諦めの連続のなか、夢を描くことを忘れかけている高齢者が、もう一度夢を描く力を取り戻し、命を煌めかせるのを支えるのがわたしたちケアマネジャーの務めではないだろうか。わたしたちは、利用者さん専用のメイク・ア・ウイッシュ・オブ・ジャパンだ。そんなことを考えるお盆最終日