今回タネ車としてご用意しましたのは、KATOの381系電車から、

クモハ381とサロ381です。

 

先人たちの作例を拝見しますと、基本的にはクハとサロを

組み合わせて、バルディローズさんの貫通路を使用して・・・

というのが、標準的な工作になっていますが、今回は、

幸いなことに、クモハ381の中古品が手に入りました。

 

車体側面にヒビがあるとのことでしたが、IPA漬けして塗装を

剥がしたら、車体は無傷でした。

塗装だけが割れていたようです。

 

実はすでに買ってあったバルディローズさんの貫通路は

無駄になってしまいました。

 

 

組み合わせたものがこちら。

屋根は、クモハの後位側のベンチレーターが中央に付いていて、

クロは左側に寄っているため、穴を開け直すか、サロの屋根と

切り継ぐかで悩みましたが、できるだけ分解可能にするため、

屋根の爪と車体の穴を合わせようと、サロの屋根を使用して

切り継ぐこととしました。

 

 

ドアの次位にある窓のサイズを整えて、ホワイトサーフェイサーを

吹いて、継ぎ目などの確認をしています。

 

 

屋根はKATOの381系に合わせるよう、家にあるグレーの塗料から、

できるだけ調色はしないつもりで、近似色を探しました。

うちにあったものでは、MRカラーの[335 ミディアムシーグレー]が

近そうだったので、これで塗装しました。

 

赤については、この時点ではMRカラーの赤2号(あずき色)で

塗装しています。

しかし、ちょっと赤がKATOの特急の色より明るいかなぁ・・・?、

クリーム4号も無かったため、TamTamへお買い物。

 

そこで、GMカラーの赤2号とクリーム4号を探していると、見慣れぬ

塗料がありました。

 

「FARBEの鉄道カラー」

 

特に予備知識もないまま、成分はMRカラーと変わらなそうなので、

思わず手に取って、そのままご購入。

 

家に帰ってから、FARBEはなんぞ??と調べてみたら、

Fモデルズ(秋葉原のFモデルズには、1回だけ行ったことある)

さんが発売していたものを、今はTamTamさんが売ってるもの

だとか。そして、色調がKATOに合わせられているという情報も!

 

大正義です!! 大正解です!!

 

 

早速、FARBEの赤2号で塗り直し。

正直、あんまり違いは分からん。

 

 

マスキングテープを、カッティングマシンを使って、切り出します。

データを作るのはめんどくさいけど、ホント楽です。

 

 

位置を修正しながら貼り付け。雨トイの赤はクリーム色の後に

塗ることにしました。

 

 

クリーム4号はちょっと厚塗りになっちゃった・・・

段差を修正しようと、1200番のやすりをかけたら、削り過ぎ

ちゃったりして、もうね、心が折れる。。。

 

お髭のところが、乱れちゃってますね。

 

 

とりあえず、形になりました。

後ろにいるのは、グリーン車マーク貼っただけの50番台モドキさん。

 

床下は、クモハとサロを継いで作成。車内の座席はクモハの物を

そのまま使ってしまいましたので、座席の位置がおかしいです。

ライトの点灯機能は、活かしましたが、ONOFFスイッチは撤去

しました。

 

グリーン車マークは、バルディローズさんのインレタです。

運転室ドアと客用ドアの間の特急サボと号車サボの受けも

バルディローズさんのブリッジレスエッチングのパーツです。

 

 

伊那路のヘッドマークは、ジオマトリックスさんのフィルム

ステッカーで変換式を活かそうとしましたが、変換機構部分が

昔のKATO製品より、かなりシビアに設計されているため、

ステッカーの厚みが引っかかって変換できませんでした。

そのため、伊那路で固定。

特急シンボルマークは、くろま屋さんのインレタが欲しい

所ですが、現在入手できていないため、プリンターで

印刷したステッカーを貼り付けています。

 

次は何を作ろうか。。。