くまの夜的日記

くまの夜的日記

書きためたものの抜粋です。

その時その時の心の機微を、好きな歌や読んだ著書のフレーズを用いながら
時にポエミーに綴っています。

遠い昔の出来事です。
色恋ものが多いです。

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髪の毛がジャマでしかたなくて、
でもなんとなく切りに行けなかったのは
前回髪を切ったのが、あの人に最後に会った直前だったから?

あの日々を思い出してしまうような、
それか思い出を切り離してしまうような、
そんな錯覚におそわれてしまったからかもしれない。

忘れなきゃって無理しているわけではたぶんなくて、
立ち止まっているつもりもたぶんない。
でも、「たぶん」だから。
強がりを重ねているだけかもしれないから。

そろそろいかなくちゃ。

行き先は決まっていないけれど、いかなくちゃ。


そんなことを考えながら切りに行った髪は
短くなりすぎて、節子を彷彿とさせるのです。


恋のようなものが終わると、一つ前の恋のようなものも思い出して
ずっと忘れ物をしているような気分になります。

もしまた恋のようなものが始まって、また終わったら
今のこの終わりをまた思い出すのでしょう。

ずっとずっと忘れ物を抱え続けて、それでもいかなくちゃと
今後も歩き続けていけますように。
いつか重みで身動きが取れなくなるその日まで。