こんにちは。くまさんです。
ここのところ、本業以外の仕事が立て込んで、ブログ更新がすっかりおろそかになってしまいました。(反省)
先週は本業の関係で、東京に伺った折には春を思わせる陽気だったのですが、本日こちらは朝から雪。
何とも気温の変化の激しい冬です。
でも、東京の早稲田の森で梅の香りに誘われましたよ。
季節は確実に春に向かっていますね。
本日はタイムリーなお題でいきます。新型コロナウィルスです。
マスクが足りないとか、アルコールが足りないとか、検疫のためクルーズ船に足止めした乗客に感染が広がっているとか、中国では死者がどんどん増えているとか、何やらパニックが広がっているようですね。
地方住みのくまさんも東京に訪れたときは、どんなバイオハザードな景色が広がっているのかと少々緊張気味でしたけど、普通の東京でした。電車に乗ってもマスク着用率は全乗客の3割程度。拍子抜けしましたね。これは何なのか?と
メディアでの狂騒と現実が今ひとつ噛み合わない。不思議に感じました。
新聞記事です。
「世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は2月17日の記者会見で、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)について、致死率が約2%で比較的低いとの見解を示し、「重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)ほど致命的ではないとみられる」と述べた。
中国が17日に提供した感染者約4万4千人の詳細なデータを基に分析した。約8割が軽症で、約14%が肺炎や息切れが起きる重症、約5%が呼吸困難や多臓器不全を起こし重体となった。高齢者ほど危険性が増す。子どもの感染例は比較的少ないが、さらなる調査が必要だとしている。
ともにコロナウイルスが原因のMERSは致死率が3割以上、SARSは約1割とされる。またSARSは感染者のほとんどが重症化していた。」
WHOの発表では致死率は2%なんですと。
ちなみに 先進国における麻しん(はしか)の致死率は0.2%、インフルエンザは0.1%弱とされています。
2020年2月1日現在では、致死率は、中国全土では2.19%、武漢市5.97%、湖北省(武漢以外)1.45%、湖北省以外の中国全土0.22%となっています。
武漢市が突出して多いのは殺到した患者の処置に追われ、医療体制が崩壊してしまったため、十分な処置ができずなくなる患者がいるためとされています。
発生地域(とされる)武漢市はともかく、その他の地域でははしかか、定期的に流行するインフルエンザ並みの致死率でしかないのですね。
日本での致死率はそれをはるかに下回る。その上、中国からの渡航者は遅ればせながら入国禁止となりました。
中国であっても不顕性感染患者、いわゆる症状が出ないのにウィルスキャリアとなっている人は、そもそも医療機関に行きませんので、感染者がバタバタ死ぬというイメージは不必要に不安をあおるメディアに責任がありそうです。
インフルエンザでも重症化すれば死にます。
免疫が低下した高齢者や、弱い乳幼児には注意が必要ですが、それはどの感染症であっても同じでしょう。
健全な免疫機構が働いている人はそもそも罹患しない。
または感染しても症状が出ないか、軽く済みます。
実際、今回のコロナウィルスも伝播性は高いが症状は軽いと言われています。
となれば、感染即死亡!という強烈な恐怖感は恣意的な情報操作によるものという疑いも持つべきでしょう。
であるならば、マスクやアルコールの買い占めに狂奔するのは滑稽です。
大切なのは「正しく恐れる」ということ。
そもそもマスクの着用でウィルスをシャットアウトできるわけがないのです。
マスクごときはすり抜けてしまうくらい、小さいのです。
マスクは口腔粘膜や鼻腔粘膜を乾かないように保湿するためのもの。
有効なのは手洗いとうがいです。
そして不要不急の外出を避ける。
そこらじゅうを素手で触らない、手づかみの食事をしない。
これをしっかりと守るだけで相当の予防効果がある。
必要以上に神経質になることはないのです。普通に、衛生的な生活を送ればいい。
実際、今シーズンのインフルエンザ罹患者は昨年の半分以下と言われています。
コロナウィルスで感染症予防への意識が高まった結果、だと思います。
見えない敵におびえるよりも、自身の免疫力を高める生活をした方が感染症予防には最適です。
ウィルス感染症には症状を抑えるための「対症療法」が主流です。
すなわちウィルスそのものをやっつける治療法はないのです。
症状が治まったのはお医者さんで治療を受けたからではなく、ましてや薬が効いたからでもなく、我々の免疫機構が正常に働いたから治ったのです。
また、抗生物質はウィルスには効きません。無意味です。
抗生物質は細菌感染症に有効です。
ウィルスと細菌は感染症のメカニズムが全然違います。
抗生物質を使うことで体の中の有用菌まで殺してしまい、免疫力の低下につながります。
私たちはもっと自分の体の免疫の力のすごさを自覚し、信頼することが大事だと思います。
今回は続きます。