勉強方法、その9です。
 

9.悔やまない
先に平常心について触れましたが、過ぎ去った時間は取り戻せません。ので、一瞬一瞬に自分を燃やし尽くすことが求められるのだと思います。懸命にやった後の結果は素直に受け入れられます。

もったいないのは誘惑に流されてしまった結果が、望むものでなかったときです。

なぜそんなことが起きるのか?

ひとえにそれは、将来を予測することが出来ていなかったことに尽きると思います。
誘惑に流されそうになった時に一瞬立ち止まり、「この誘惑に身を任せた時、自分はどうなるのだろう?」と考えることですね。これが自身の客観視につながると思います。
誘惑に流されることで得られるメリット(快楽)とデメリット(失う時間)が等価交換であるかどうかです。

これが冷徹に評価できれば後悔はしなくて済みます。

それでも、人間は誘惑に弱い生き物ですので、そのように考えられることばかりではありません。

仕方がない状況もあります。ので、誘惑に負けてしまったら、そのことはいつまでも引きずらないでリセット。

「次は負けないぞ!」と思うことです。

自分の目標やなりたいものが明確であるのなら、誘惑にかられそうになった時、これを思い出してください。

リセットの回数が減っていきます。

くまさんは会社員をしながらの勉強でしたので、すべてを放り出して、勉強をしないという選択肢もあったのです。

でもそれをしなかった。なぜか?
「国家試験合格!免許取得!」という目標を、何かあるたび(誘惑に負けるたび)に思い出したからです。
初志貫徹は苦しいですが、達成感もひとしおです。

この快感は一瞬の誘惑に身を任せるより、はるかに大きいと短くはない人生を生きてきて、くまさんは久々に感じることが出来ました。
受験生の皆さんもこの快感と達成感を味わっていただきたいと思います。

 

続きます。