勉強方法、その5です。
 
5.自分の心身の状態を客観視する(心のコントロール方法)
前項で「のっている」時の方が勉強の効率がいい。ということを書きました。
今の気持ちや体の状態を冷徹に客観視できることも重要です。
感情と体の関係は不即不離です。感情が高ぶっているときや落ち込んでいるときは勉強が手につきません。そのため心身のコントロールが必要になってきます。

まず、自分の体を他人のそれのように見ることから始めます。
たとえば、呼吸数や速さはどうか、心拍数は高くないか、イライラしてないか、またその理由は何かなどを見るわけですね。

その後は心をニュートラルに持っていく方法です。
腹式呼吸です。やり方は省略します。必要ならググってください。
深い呼吸をすることで心身がニュートラルになっていきます。この状態が勉強に最適な状態なのですね。心拍数が落ち着いてきたら平常心の完成です。
人間の生理機能の中で呼吸のみが不随意運動(自律神経にコントロールされながら)でありながら、随意運動ができます。よって、呼吸をコントロールできるということは自律神経もコントロールできるということです。

また姿勢も大切です。
出来るだけ脳への血流を阻害しないように、頸椎周りの筋肉を弛緩させる姿勢を取る。
椅子に座るときに仙骨や腸骨で座っていませんか?
坐骨で座ることで脊柱が起立し、頭蓋を最小限の筋緊張で支えられるようになります。筋のリラックス状態が維持できるわけですね。
試してみると分かりますが、頸椎周りの筋緊張が持続すると首が痛くなるだけでなく、目もチカチカして疲れやすくなります。当然集中力も持続できません。少しでも長く勉強しようと思ったら、無駄な筋緊張は排除していくことも必要なのです。

「平常心=腹式呼吸」「姿勢=無駄な筋緊張の排除」
 

続きます。