こんにちは、メルです。

 

さすがのくま先生に見抜かれました。

 

正直に書きましょう。「痩せる為の心得」は、先生に最後に伺います。

 

実は、私もこれまで何回もダイエットに失敗して、「心得」の部分から改めたのです。

基本的に、毎日の通勤は自転車で行い、都合60分の運動になります。それは継続。

 

まず今までと違うアプローチは、「不食」でした。

水のみで3週間過ごしたのです。当然体重は減っていきます。不食3日目で、猛烈な空腹感が襲います。それは乗り越えました。

すると、2週間くらいから、身体のスイッチが切り替わったような感覚になりました。

実際その時期に胃カメラ検診を受けましたが、非常に綺麗な状態でした。

 

雑味が無くなったような感覚になりましたので、食事は必要な分のみ、そして、HMBとサラシアは併用しました。腹筋運動は欠かしませんでした。毎日体重計に乗りました。

その後、骨折入院治療等行いましたが、リバウンドすることなく、62kg未満で一定しています。

 

今の私には、カップ麺や、コンビニ弁当など毒でしかありません。1年以上食べていません。ラーメンなんて、とんでもないです。

まあ、実際体調も良いですし、血液検査の結果も正常値ですので、食事と運動のバランスを考えながら、続けていこうと思っていますが。

 

くま先生、わたし何か間違っていますか?

 

メルさん、こんにちは。

随分と間が空いてしまいました。ずっと気になってはいたのですが、年が明けてからすごい勢いで世間が変わっていくので、返事が延び延びになってしまいました(;^_^A

すみません。

 

このところの武漢肺炎感染拡大対策に伴う自粛、自粛で、ようやくくまさんも時間が取れるようになってきました。

ということで、積み残しの宿題に取り掛かろうと思います。

さて、ダイエットですね。メルさん、の取り組みはOKです。が・・・・

 

メルさんはほとんどの人がチャレンジできない過酷な道を選びましたね。

このチャレンジは裏付けとなる知識と経験、そして強力な意志の力がないとほとんどの人は挫折する険しき道です。

それが証拠にダイエットサプリの華やかなこと。次々とそれこそあらゆるメディアを総動員して、そして様々な小理屈をつけてあらゆる製造者が広告宣伝を繰り出しています。それだけ「楽して、痩せる」はおいしい商売になり果てました。

 

ですが、痩せるのにむつかしい理屈は必要ありません。

これだけ↓↓↓↓

(摂取カロリー)マイナス(消費カロリー)→(体重)

 

要は食べた分から使った分を引けば残った分は体重になりますよ、と。

これだけです。

ですが、これだけのことを大多数の人は自分流に都合よく解釈するのと、「これぐらい、ま、いっか」という甘えで計算間違いをし、その結果醜くブクブクと肥え太るという「負」のスパイラルに突入します。そして、理由がわからずに右往左往し、途方に暮れ、キレイな体をあきらめてしまうと。あるいは効くかどうかも分からない高価なサプリメントに手を出し、散財すると。

 

ポイントは四つ。

1.摂取カロリー&消費カロリーの収支は一日で合わせる

2.水を毎日、最低2000mlは摂る

3.筋肉を落とさない

4.排便管理

 

痩せたいのであれば、摂取カロリー&消費カロリーの収支をマイナスにする必要があります。それも希望体重に落とすまで毎日。

しかしながら、人間は食欲という本能に支配されます。個体として生き延びねばならないのですから当たり前の生存本能です。本能に打ち勝つには理性という精神力を必要としますが、圧倒的に本能の方が強大です。

ではどうするか?快楽と体重減少を結び付けるほかありません。快楽、快感は本能と強烈に結びつきます。ゆえに場合によっては食欲を凌駕します。この結びつきのやり方を間違えると「摂食障害」という精神疾患に突入しますので注意が必要ですが。

この部分は本筋とは離れていきますので、別途お題を変えて触れていけたらと思います。

 

具体的にはどうするかというと・・・・

食べた摂取カロリーを毎日確認します。

毎食モニタリングすることも摂食制限に有効です。

食事する時間は特に決めなくてもいいですが、決めた方が管理がしやすくなります。また早飯よりも時間をかけて食べたほうが満腹中枢を刺激しやすくなり、摂取量が減ります。

普通の成人女性の一日の所要カロリーは1400~2000kcal、男性の場合は2000~2500kcal。これ以下に摂取カロリーを抑えたら確実に体重は減少します。

これを過酷にやったのがメルさんです。

絶食すれば脂肪1㎏あたり7200kcalですから、男性であれば一日当たり278~347gずつ減る計算になります。

実際はタンパク質も分解されるので、厳密には多少割り引いて考える必要がありますが、食事治療ではないのでそこまで精度は求めなくてもよろしい。でも、これは相当過酷な道です。ほとんどの人はあきらめてリバウンドするか、精神を病んで摂食障害にまっしぐらです。

その為、少しは食べる。食欲という本能をなだめるためにもね。その分、体重減少のカーブは緩やかになりますが、一日の所要カロリーを下回る生活を続ければ確実に体重は減少します。メルさんがやったように3週間の絶食は多くの人には無理な芸当です。確実に精神に変調をきたします。その意味でもメルさんの精神力は並ではないと分かりますね。

この体重減少カーブを急激にやるか、緩やかにやるかで体への負担が変わってきます。それには毎日食べた量、カロリー、消費したカロリーの収支をしっかりと合わせる必要があります。運動すれば消費カロリーは増えて、減量の速度は上がります。いうまでもないですが。

結論は「計算が面倒なら、食べるな!!」ってことです。

 

次は水を飲むこと。

血中のグルコース、いわゆる「血糖」が不足すると、貯えられていた体脂肪が肝臓で分解され、エネルギーとして使うために「ケトン体」という水溶性の物質に変わります。これを排尿で体外に排出すれば、その分カロリーとして使用されるはずだったケトン体が減少し、新たなエネルギー源確保のため体脂肪の分解量が増えます。

低血糖下での体ではケトン体がグルコースの代わりにエネルギーとして利用されるのです。この低血糖状態を維持することは普段酷使している膵臓を休ませることにもつながります。

膵臓の役目のひとつにインシュリンの分泌がありますが、現代人のほとんどは血糖過剰な状態に陥っており、インシュリン分泌のため膵臓を酷使しています。飢餓状態の時代が長かったヒトという生物にとって、この数十年の間に起きた飽食の時代は異常な状況なのです。原因は糖分の摂取過剰です。食に関わる誘惑のほとんどが「甘いもの」。食欲をコントロールできない状態で放置すれば、無意識にでも甘いものを要求し、摂取してしまうのが現代社会の病巣です。それが分かっているから加工食品メーカーでは糖分をどんどん消費し、製品に加工しているのです。炭水化物の状態のモノも含めてね。こんな誘惑の社会であれば、普通に生活していても糖分、炭水化物が過剰になってしまいます。

あ、すみません。ちょっと脱線しました(-_-;)

水を飲むことは、排尿、発汗といった生理作用で水溶性物質を体外に排泄し、代謝産物である老廃物排泄を促すことでもあるので、どんどん水を飲んでどんどん排泄するべきです。なお、ここでミネラル摂取を怠ると、特にナトリウム分ですが、とてつもない脱力感に襲われますので、体外に水分を排泄するときは微量成分であるミネラルは必ず摂取しなくてはいけません。野菜や小魚の全体食は有効です。特に海藻は効率的にミネラルが補給できるほか、繊維分の摂取にも役立ちます。カロリーがほとんどないこともうれしいポイントですね。

結論は「水をどんどん飲んで、体の中を洗え!!」ってことです。

 

次いで筋肉を落とさないために動く、そしてアミノ酸を摂ること。

ダイエット中に動くのはしんどいです。それを押してあえて動く!

ここは意志の力が必要なところです。本能を理性で抑え込むのです。

筋肉は動かせば動かすほど発達します。超成長といってスクラップアンドビルドを繰り返す器官なのです。なお、局所を酷使すると疲労を通り越して破壊が進行しますので加減は必要ですけどね。それに筋肉は脂肪と違って動作するのにエネルギーを要しますから、あるだけで基礎代謝が上がるのです。そういった意味からも筋肉は落としちゃいけません。これを過酷にやったのがメルさんの自転車通勤です。それも毎日ですからね。相当効果があったことでしょう。

破壊された組織を再生するには材料が必要です。

それがアミノ酸ですね。タンパク質の分解代謝産物です。消化器官でタンパク質を分解するには加水分解といって「水」が必要ですから、ここでも水の重要性が出てきます。

メルさんはサプリメントを使ったようですが、くまさんはあまりお勧めしません。サプリメントの使用は確かに簡単ですけどね。ちゃんと食べて消化器官や分解酵素の分泌を促すことで全身を「ちゃんと使う」ことにつながりますから、局所を酷使するリスクを回避することができます。ちゃんと知識の裏付けのある方は急速に効果を発揮することができますが、そうでない方はしっかりと食事をして摂取した方が無難です。

結論は「怠けずにちゃんと動け!!」ってことです。

 

最後にうんこをちゃんと出すこと( ´艸`)

そこ、笑っちゃいけません。排便はとても大事。

なぜなら、摂取カロリーと消費カロリー、運動量の収支決算のアウトプットですから、しっかりと確認し、見届ける必要があります。

確認ポイントはいろいろありますが、一番は「量」です。ちゃんと食べた分が消化されて出ているか?

大体の人は食べた量、運動した量に注意は払っているのですが、うんこはちゃんと見ない。

セルフメディケーションの基本なのですがね、実は。

恥ずかしいとかクサいというのは逃げです。うんこは自分の体の生産産物です。しっかりと製造者責任(?)を果たす必要があります(笑)

見るポイントは「毎日、決まった時間に排便欲求があるか」「量はバナナ1~2本くらい」「色は黄土色から焦げ茶色」「形が崩れず水に浮くこと」「強烈な刺激臭がない」・・・こんなところでしょうか。ひとつでも当てはまれば、ダイエットのやり方が悪いか、体のどこかに異常があります。

この管理が適切にできていると、排便が幼き頃味わったような「快感」を取り戻すことが出来ます。そしてこの排便の快感を味わいたいがために日々の管理が強化されていきます。いわば正のスパイラルに突入するわけですね。

結論です。

「ダイエットを成功させたけりゃ、排便の快感を取り戻せ!!」

 

少し長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?

多くの人が持っている、ダイエットへの間違った認識を少しでも正してもらうために、広告宣伝に惑わされ、安易な道から商業主義にからめとられないよう注意喚起の意味も含めてまとめてみました。

最後にひとこと。

「減量を成功させるのに必要なのはオカネではなく、知性である」

 

それではこの辺でご無礼します。

くまさんでした。