青森県八戸市で居酒屋「仙人の食卓 雄艇（ゆうてい）」を営む佐藤雄三さん（71）が24日、岩手県北地方の山中でナラタケの巨大な株を発見した。
同日、同市のデーリー東北新聞社を訪れた佐藤さんは「これほど大きい株を見るのは生まれて初めて」と驚きを隠し切れない様子だった。
フキノトウを収穫するため、山中を散策している最中に発見。
アカマツの根元に添うように生えていたという。
佐藤さんがこれまでに見たナラタケの株は20センチ程度だったが、この株は全体の大きさが長いところで約1・5メートルに及んだ。朝と夜の寒暖差が大きいことが成長に関係しているという。
収穫後に重さを量ると約6キロもあった。
「50人分の料理に使える」と満面の笑顔を浮かべた佐藤さん。
「きのこ汁の他、そばやうどんのだしに使ってもおいしい」と話し、口にする日を心待ちにしていた。