厳島神社でずーっとたったまま待っているときに
神社の宮司さんに何やら延々と意見を述べておられる方がいました。
「てすりも柵も無くて危ない。
落ちる人がいるんじゃないのか。
なぜ付けないのか。
付ければ…云々」
宮司さんは静かに対応されておりました。
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確かに海の上に佇むお社で、
回廊には手すりも柵もありません。
が、回廊の幅は十分広いし、
ここは娯楽施設でもレジャー重視の観光施設でもないし、
必要はないのでは・・・と、個人的には思います。
なによりも畏敬の念を持って参拝すべき神社です。
小さな子が走り回らないように保護者が注意すべきだし、
参拝の迷惑になるというのなら、
マナーが守れるようになってから連れてくればいいだけのこと。
元・地元民としては、
「落ちても遠浅だからおぼれることはないし、
『落ちちゃったね~、あはは』と
笑い話で終わる。」
という感覚です。
だって、日常生活に生きている信仰の場ですから。
落ちたらどうしよう・・・なんて考えたことはありませんでした
10年後に行っても昔の佇まいそのままで、
柵がないままでいてほしいなあ。