12月25日クリスマス
仕事の休憩中、保険会社のかわいいお姉さんから
「今日チョコレートを配ってるんです。もう帰るので残り全部あげちゃいます」と
チョコレートを3粒いただいた。
私はいつも人からお菓子を複数個もらうと、それを誰かにおすそ分けしていた。
みんなで食べたほうが嬉しいし、私だけ幸せなのがなんだか悪い気がしていた。
でもなんとなく、独り占めしちゃおと思って誰にも1粒も分けなかった。
『全部私がもらってもいいんだ』と思うとすごくすごくうれしく感じた。
子供ころ、私は2人姉妹だったのでいつもなんでも妹と半分こだった。
きっとその名残があって「私だけ幸せなのはよくないんだ」と思っていたんだと思う。
いつも人からのこういう小さなプレゼントは
遠慮ばかりして受け取らない、人に勝手にわけちゃうって
私を喜ばせようとしてくれた人にものすごく失礼だったなと気が付いた。
きっとたくさん、失礼なこと、取りこぼしているものがある。
それなのに自分は人に愛されてない、
代わりのいない人間ではない、特別な人間ではないと決めつけ
卑屈になっていた。
受け取ってみよう、遠慮せず、だれにもおすそ分けせずに。
全部私だけのものだ。