うちの夫さんは、あさって還暦を迎えます。それで、明日は子供たちを呼んで近所の和食料理屋さんでお祝いをします。
夫婦の会話
「あした、店に電話しておいてくれ」
「わかってるわよ、一応確認いれとくわ」
「こういわなきゃ、だめだ。あしたは、世界的にも有名な と のつく人のお祝いだ。との次は、 め だ」
「ああ、トメ、クルーズね」
「そうだ、報道陣もたくさん駆けつけるから、店や近所には多少迷惑をかけることになるなあ」
「そうねえ、なんてったて、針ウッド」の俳優さんだものねえ」
お分かりでしょうが、トム・クルーズではありません。あくまでも トメ・クルーズ です。
とんだもうそうですので…(夫の名誉のために、ごく普通の勤め人です)
夫さんには、鏡に映った自分のお顔は俳優さんのように見えるのでしょうね。便利な目をもっているものです。
もしかして、「大人用めがね」かけないと、見えないのかな。話せば(離せば)わかる年代ですからね。
おっとさんにプレゼントはもう用意してありますよ。
赤いちゃんちゃんこは省略です。
報道陣は、まあ、こないでしょう。きても、エサ狙いのネコぐらいかな。
まあ、あしたとあさってぐらいは、いい気持ちにさせてあげましょう。
鬼嫁ですから…