
機動戦士ガンダムについて その③
ガンダムの特徴のひとつである舞台設定で戦争物である事。
だが、戦争を描いているのは1st(外伝等を含む)だけである。
0083、Z以降は紛争または内乱・・・戦争物としてカテゴライズされるとは思うが、一般的にはガンダム=戦争として認識されているのだろう。
この認識自体が後のロボットアニメを良くも悪くも変えていったのだろうかと・・・。
そして登場するロボットに対するリアリズムという偏った設定の組み込み。
こうしてガンダムによる以降のロボットアニメの基本マニュアルが書き換えられてしまった。
ガンダム1stシリーズという骨組みに色々な素材を変えた肉付をして製作されていくロボットアニメの数々は放映会社も制作会社も違えとほとんどがガンダムの兄弟、親族であることは間違いない事実だろうと思う。
視聴者である我々がそうでないと納得できなくなっている事が大きな問題ではあるが・・・。
不謹慎な表現ではあるが、一般市民をも巻き込んだ戦争を描いた1stは大きな功績であるのだろう。
だからこそ、Z以降は軍人同士の小競り合いにしか見えない。
太陽の牙ダグラム・・・惑星デロイア独立戦争とは言え、終始内乱劇として展開されている。
装甲騎兵ボトムズ・・・戦乱を舞台設定とされているが、主人公に焦点を絞っているので紛争または内乱レベルでしか認識できない。
機甲戦記ドラグナー・・・1stガンダムのリメイクとして当時話題だったのだが、世界観としては紛争レベル。
上記3作品はガンダムから切り離して観ると面白いのだが、ふとネタ的に気づく個所があると「あ、ガンダムか・・・。」と www
※どの作品も好きですよ!
今回はこの辺で。
機動戦士ガンダム について その②

母親が夕飯の買い物に出ている間に
テレビの電源を入れる。
初めて観たガンダムの映像は、フラウ・ボウが爆発に吹き飛ばされるシーンでした。
フラウを避難させてガンダムへ向かって走り、乗り込むアムロ。
操縦方法を紙媒体のマニュアルで調べる・・・。
特別な訓練を積んだいてり、「ザンボット3」のように睡眠学習でもなく、その場で初めて操縦法を会得する主人公に違和感を感じた。
バルカン、ビームサーベルといった武器の存在を確認しただけで記憶違いでなければ第2話以降、マニュアルを調べているシーンは存在しないと思う。
(これがリアル路線なのだろうか?)
結局は巨大ロボットの主役メカ「ガンダム」が立ち上がり、敵メカ「ザク」を倒すのだが流れ的には今までのロボットアニメとほとんど変わらない展開だった。
有線ミサイルの描写や量産型の敵メカと後々、各方面の方たちが絶賛する記事をアニメ雑誌等で見かける事になるのだが、当時の中学生で理解しろというほうに無理がある(笑)
途中からの視聴だからでしょうが、普通のロボットアニメが始まっただけの印象で終わりました。
最後に「勇者ライディーン」の敵ライバルだったシャーキンが登場したと思い込んだのは驚きでしたが(笑)
第1話自体は「こんなもんか・・・、変形合体とか一緒に戦う仲間が集合するのは3話か4話くらいかな?」と思った感想だけは今でも憶えています。
その感想は第2話から見事に崩されていきますが・・・。
思い出しながらなので支離滅裂な綴りになってしまっていますね。
次回から少し駆け足で綴ろうかと思っています。
なぜ、私は「ガンダム」を面白いのか疑問に思っているのか、もう少し簡潔にまとめていきます。
機動戦士ガンダム について その①
これから綴る文章は作品に対する批評でも批判でもありません。
気分を害する文面、表現があっても責任を負いかねるのでご理解願います。
私が中学生のころ、放映が始まりました。
前作「無敵剛人ダイターン3」からの流れでそのまま観ていたのですが、面白いと感じる事ができず、気が付いたら観る事をやめてしまっていました。(何話まで観ていたのかも覚えていません。)
必殺技は無い、変形・合体は無い、内向的な主人公etc...
当時は「リアル路線」なんて言葉も無く、何が面白いのか分からなかったのです。
正直、現在でも素直に面白い作品だと言えない自分がいますけれど、それはエンターテインメント的な意味なのかと思っています。
素直に面白いと思っていた作品は「ゲッターロボ」「無敵超人ザンボット3」etc...
いわゆる「スーパーロボット系」ですね。
今でこそ当たり前の「リアルロボット」路線ですが、私のようなお子様感覚では異色すぎてついていけなかったようです。
元々、教育に熱心な両親の下で自由にアニメを観たり、マンガを読むなんて事は難しい環境でしたので夢中になる感覚はありませんでした。
当時、学校内でアニメの話をする友人はいましたが「ガンダム」の話題はほとんど皆無でした。
1人を除けば・・・。
そのたった1人の友人に出会った事で「ガンダム」を好きになるのです。
話題から離れてきているようなので、今回はこの辺りで。
次回は、なぜ「ガンダム」を今でも面白いと思えないのか、なぜ「ガンダム」を好きになったのか綴りたいと思います。
「面白い」と「好き」は別だと思っているので突っ込みはご勘弁を(笑)
あと、その友人とは短い付き合いとなるのですが彼の影響は私自身の人生にも関わってきますし、現在の私があるのも彼のおかげではありますが、別の機会で。
