なぜフェイシャルマッサージが良いのでしょうか?
フェイシャルマッサージをすると、まず血行が非常に良くなるので、肌のくすみがキレイに取れるのです。
また、フェイシャルマッサージをすることで肌全体が生き生きとしてきますので、輝き具合も違ってきます。
さらには肩コリや頭痛、目の疲れや視力の低下まで回復することも多々あります。
「血行が滞っている」ということはこれだけの障害を身体に及ぼすものなのです。
それを、フェイシャルマッサージを行うことで改善できるのですから、普段からマッサージを行うにこしたことはありません。
また、顔の肌というのは、身体全体の不調を表してくれたりもします。
例えば、甘いものや脂っこいものばかりを食べている方や、便秘がちの方は常に吹き出物が絶えなかったり、ダイエットなどで脂肪分を全くとっていなかったり、栄養が極度に偏っていたりすると極度の乾燥肌になったりもします。
そのような肌の変化を、フェイシャルマッサージのときに感触で判断することもできるようになります。
フェイシャルマッサージをすることで、顔の肌そのものもだけでなく、全体的な健康状態も見直すことができるのが最大のメリットでしょう。
基本的なフェイシャルマッサージを毎日行っていると、行っていない人に比べて長い間お肌は生き生きとしてハリを保ってくれるますが、どうしても年齢を重ねるとともに徐々に顔のたるみが気になってくるものです。
少しでも長く若々しい顔のままでいたいと思ったら、リフトアップ効果のあるフェイシャルマッサージを行ってみましょう。
このマッサージはとても簡単ですので、その手順をご紹介します。
1.マッサージオイルやクリームを顔にのばし、手にも少しとってのばしておきます。
2.最初にあごの部分からこめかみに向かって引き上げ、次に口の左右の端からこめかみに向かって引き上げます。
3.小鼻の横からこめかみに向かって引き上げます。
4.目もとは、目頭から下まぶたを通って目尻に軽くさすり、上まぶたも同じようにさすります。
5.鼻筋を額のほうへ向かってなで上げます。
6.額を眉から髪の生え際へむかって引き上げるように引き上げます。
7.最後に首筋も、下から上へと引き上げて終了です。
どの過程も3~5回程度で充分です。
全ての過程で「下から上へと優しくなで上げる感じ」と覚えると簡単です。
一度に何度も行うよりは、毎日継続したほうが効果的です。
ただし、たるみが嫌だからといって強い力で何度も何度もなで上げることは決してしないでください。
逆効果となっていまいます。
フェイシャルマッサージは、あくまでも軽くリズミカルに、ということを常に頭に入れて行いましょう。
また、ちょっとしたポイントを覚えておくとスムースにやりやすいということがあります。
ほんの些細なポイントであっても、やはり知っているのと知らないのとでは、肌への影響が違ってきますので、ぜひ覚えましょう。
まず、最初のポイントとしては、手の滑りが良いように量をたっぷりとることです。
クリームでもジェルでもオイルでも同じです。
少量だと手の滑りが悪くなり、肌にかなりの負担がかかってしまいます。
マッサージしている最中にも、クリームやジェル、オイルは肌に吸収されるので、手の滑りが悪くなってくることがありますから、そのような時にはすぐに足してください。
クリーム、ジェルの目安としては、大粒のぶどう一つ分程度で、途中で足りなくなったら足します。
次に、2つ目のポイントは、クリームやジェルのように液状でないものは、最初に額、両頬、あご、鼻の頭の5か所に置いてから、全体にのばしていきましょう。
そうすることで、顔全体に均等にクリームが行き渡ります。
最後に、フェイシャルマッサージ自体はあくまでも軽く、指全体を使って行います。
「下から上へ、内側から外側へ向けて」ということをいつも意識して行いましょう。