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で映画「大きな玉ねぎの下で」

 

 

を観ました。

もともと、爆風スランプの名曲「大きな玉ねぎの下で」が大好きです。
日本武道館――あの“玉ねぎ”の下で待ち合わせる男女。
しかし、歌詞の中では二人は会えないまま終わってしまう。

その切なさが胸に沁みます。
そして、あの「会えなかった」という結末が、どこか自分の記憶と重なります。

実は私にも、神奈川県相模原市に住むお姉さんと文通手紙をしていた時期があります。
何通も手紙をやり取りし、会話を重ね、相手の暮らしを想像しながら封筒を開ける時間が楽しみでした。

けれど、いつの間にか自然消滅。
特別な理由があったわけでもなく、ただ時の流れの中で、メールは途絶えていきました。

小学・中学の頃のこと。
子供だった私には鹿児島と神奈川の遠距離では会おうと思っても会うのは難しい距離でした。
結局、会わないまま終わった関係。

だからこそ、「大きな玉ねぎの下で」の歌詞は、他人事ではなかったのです。

今回の映画は、その歌の世界観を大切にしながらも、“もしも”の別展開を描いてくれました。

歌詞の中では会えなかった二人。
けれど映画では、そこに違う可能性が用意されている。

その展開を見届けたとき、長年どこかに残っていた寂しさが、すっとほどけていくのを感じました。

会えなかった過去は変わらない。
それでも、「もしかしたら」という物語があるだけで、人の心は救われるのかもしれません。

文通という文化も、今ではどこか懐かしい響きです。
手紙を書く時間、返事を待つ時間。
そこには今よりもゆっくりとした感情の流れがありました。

映画を観終えたあと、心が少し晴れやかでした。
まるで、自分の中で止まっていた時間が、ようやく動き出したような感覚。

あの名曲が好きな方。
かつてペンフレンドがいた方。
そして、会えなかった誰かを心のどこかに残している方。

きっと、何かがやさしく響く映画だと思います。

見て良かった。
そう素直に思える、素敵な一本でした。

 

 

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