超、超、ラッシュの時間帯の電車に乗った。
ホームに着いた時点でもうギチギチで、
これ、物理的に無理じゃね?
ってほど。
わたしの前に並んでた男が、でっかいリュック背負ってて。
電車来て、リュック背中のまま&スマホ見たまま乗り込もうとする。
オイオイ、ラッシュに乗る時はリュックは前に抱えろよ。
ハンパない混みようなんだからとりあえずスマホから目離せよ。
で、そいつのリュックがドアに引っかかってわたしが乗れなくて。
でも後ろからはガンガン押されて。
そいつのリュックを避けようと体を少し横にずらしたら、たぶん横のやつが、入ってくんな的な感じでどんって横タックルみたいなのかましてきて、乗りかけていた電車からホームにすっ飛ばされた。
だけならよかったんだけど、片足がホームと電車の間にすっぽり。
なんかそこからはスローモーションみたいな感じで、どこかにいた駅員さんが引っ張りあげてくれて、とりあえず電車から離してくれた。
あまりの事に立てなかったんだけど、ドア、まだ閉まってないのに、誰も、誰1人として、声すらかけてこなかった。
押した奴はわかってるだろうに。
それで無事電車は発車して、駅員さんが立たせてくれて、
救急車呼びますか?
って言ってくれたけど、立てたし、大丈夫そうだったからお礼を言って。
そしたらどこからともなく現れた女の人が声をかけてきてくれて。
一部始終を見てたのか、駅員さんが立たせてくれたのを見たのかわからないけど、
大丈夫ですか?
って。
それはそれは綺麗な人で、モデルさんみたいだった。
アジアンビューティー的な綺麗さの人。
足の震えが止まらないわたしの腕をさすってくれて、落ち着くまでそばにいてくれた。
本当に、嬉しかった。
自分が押したのに知らんぷりな奴。
こんなにデブでもブスでも、女がすっ飛ばされて立てないのを見ても言葉のひとつもかけない奴ら。
電車一本見送っても、降りて、
大丈夫ですか?
と助けてあげられる人でありたい。
何かあの人困ってるっぽい、って思ったら迷わず声をかけてあげたい。
あの人のように。
たかだか10分くらいの時間の中で、悪魔と天使、両方を見ました。