DREAM brain

DREAM brain

ドリームの指導方針や日々の考えをまとめていきます。

保護者の方向けの内容の本です。

 

 

かなり売れている本なので、すでに読まれた方も多いかもしれませんね!

 

ドリームの指導というか、熊崎的指導論の本といってもいいかもしれません(笑)

実際に、僕が息子に実践したことや意識していたことがふんだんに書かれています。

最初に紹介する本なので、気合入っての長文です。

 

 

 

まずこの本の冒頭で出てくる問題。

 

 

Q:お子さんに次の質問をされたら、どう答えるとよいでしょうか?

  次の3つの選択肢から選んでください

 

子ども:「ねえ、夏休みの宿題、どれからやればいい??」

 

答え①:1番時間のかかりそうな宿題からやるといいんじゃない??

答え②:自分の勉強だから、自分で考えてみたら?

答え③:トマトを口いっぱいいれることじゃん?

 

 

さあ、あなたならどのような声掛けをしますか?

ヒント:熊崎はどれ言いそう??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい!当然③ですよね!!

 

 

え?違った??

 

 

 

じゃあ、この本読んだ方がいいかもですね。

 

 

 

 

ドリームでは「良質な放任」という表現をしていることもあるのですが、あくまで「戦略的」に「ほったらかす」ということです。

 

どうしたって、親子関係の主導権は親になることが多いと思うので、だからこそ悩む部分は多いと思うのですが、どのように主導権を握るかが大切ですよね。

 

 

 

僕の場合、我が子2人はそれぞれ全く別の生き方をしてきてますし、性格も全く違いますが、それぞれ十分に自慢の息子です。

 

 

皆さんは我が子がどのように成長したら自慢の我が子ですか??

「なに」になったら自慢できる? それとも「どう」なったら自慢できる??

そしてそれは枠にはめたらなれるもの?

それとも主体的になってほしいもの?

 

「自慢の子ども」というと日本人的にちょっと傲慢な響きに聞こえるかもしれないので、言い方を変えると、

どういう状態だったら親子ともども「笑顔」でいられる??

って感じですかね??

 

サッカー選手になったら?

弁護士になったら?

医者になったら?

パイロットになったら??

 

周りの人に自慢できる、ではなく親子で会った時にお互いに笑顔でいられるか。

 

そういうことをイメージして読んでもらうと、よりこの本の理論の重要性も感じてもらえるかも。

 

 

我が家の場合は、「なに」になりたいかをあまり重視しておらず「どう」なりたいかを息子と話します。

 

 

その上で、この本に書かれていることは、いかに「戦略的」に子どもに関心を持たせ、絶妙なバランスで主体的に学んでいけるようにするかというようなことが書かれています。

 

熊崎の場合、

例えば息子が小学1年?くらいの時には、スーパーなどでお菓子を買うときに、僕と息子でそれぞれ100円玉をにぎりしめ、どちらがおつりを少なくお菓子を買えるかを勝負してみたり・・・(算数の勉強につなげるため)

 

車にハマった時には、どれだけ色んな車を見に行ったか。

電車の時には電車。

虫の時にはクワガタ・カブトムシをデカい衣装ケースで何匹も育て

魚にハマったときには釣りや川に入り、

恐竜にハマったときには化石を掘りにいき、

武将にはまったときは、城巡りして、何本剣を買ったことか。何枚古銭を買ったことか。

 

そして、それぞれ何冊の本や図鑑を買ったことか。

 

そして、それにまぎれて面白そうな算数や漢字のドリル的なのを置いておいて、無視されてきたことか・・・

 

的なことをしてきたのですが、それをより効率的に、効果的にどうやっていくかというような内容が書かれています。

 

 

 

 

 

で、ここからはブラックザウルスが出現します。

また長くなります。

 

こういう考え方が理解できない方は、

子どものころからよっぽどすごいというか。子ども離れした精神と生活をしてきた方なのかなと。

 

もしくは、ご自分の子ども時代のことをよっぽど後悔してるのかなと。

 

よっぽどすごい方だったとしても、お子さんはあなたではないし

よっぽど後悔があったとしても、その後悔を取り返すのはあなたであって子どもではない。

 

むしろ、すごい子になるためにも、自分の後悔と同じ後悔を我が子が味合わなくてよいようにするためにも、この考え方が重要だと思うのです。

 

ちょっと話は逸れますが

情けは人の為ならずと言うのは、

我が子、我が親に対しても一緒だと思います。

 

「子ども怒るな、来た道だ

年寄り怒るな、行く道だ」的な言葉もあります。

 

 

 

また、こんなんわかっててもできるか!

って方は、子どもが宿題やる必要はわかっててもやりたくない!ってのと同じでは?

子どもにやらせたいなら、「やらせる」のではなく「やりたくなる」ようにしてあげるのが大人ができること。

というか、同じ土俵で戦うことになると思います。

 

子どものために厳しいことを言うのは、果たして本当に子どものためなのか。

そして、厳しいことを言われて育った子は本当にあなたが望む姿に成長していくのか。

(この一文の捉え方が変わる方は、どうぞ亭へお越し下さい)

 

 

 

 

その子の年齢が、その子の保護者年齢。

(A君10歳なら、保護者の方はA君の保護者歴10年)

 

わかっちゃいてもできない。

でも、この本に書かれている四七思考でいきましょう。

諦めたらゼロ。諦めず100を続けたらどちらかがつぶれます。

一緒に歩んでいきましょう。

 

 

僕は子どもたちのおかげで、大人になってもう一度新鮮な経験をさせてもらった。

彼らの関心の先が、僕自身の関心ごとと違ったことで、新しい経験や知識ももらった。

 

2人とも親元を離れた今、本当に幸せな時間だったとつくづく思うし、皆さんにもそう感じてもらいたいです。

どれだけ大切で尊い時間か。

それをどう使っていくことで、ずっとお互い笑顔でいられるかを認識してもらいたいと思います。

 

 

 

 

で、ここからさらにサッカーにもつなげていきます。

うわ~あれこれ面倒くさく繋がって、まさにドリームbrainになってきた!!

 

子どもをプロサッカー選手にしたい!!

それに直結する指導以外求めてない!!

という方は、どうぞ、他のチームを選んでください。

そう謡っているチームはたくさんありますし、紹介もできます。

そういう理由での移籍は全く止めません。むしろ応援します。

 

我が子を自慢の我が子に育てたい場合、ぜひドリームで、一緒に悩んでいきましょう(笑)

 

ただ、間違ってほしくないのは、ドリームはプロを育てたくない。という想いではなく、この考え方がプロになる、そしてプロになってさらに周りに夢を与える選手になるために必要な事だと考えているから、このやり方を貫きたいのです。

 

ジュニア・ジュニアユースで、ちょっとうまいから。   で?!

ジュニア・ジュニアユースで、チームが強いから。    で?!

 

本田圭佑も、香川真司も、小野伸二も遠藤も俊介も、長友も。

はっきり言って、サッカーバカです。

 

プロにしたいならサッカーバカを育てた方がいい。

サッカーバカを育てるなら、周りも一緒にバカな方が英才教育かもしれません。

 

一時テレビなどでネタになった、あの人は今になりたければ、どうぞ。

 

「嫌いなことで根性なんて育てなくていい。

そもそも嫌いなことに耐える根性なんて必要でしょうか?」

という一文も本書に出てきます。

 

 

成功している奴の根性はそれが自分が成し遂げたい事だから。

頑張ってるやつは楽しんでるやつには勝てない。

そもそも、「根性」のベクトルや概念が違うから。

 

極論。

嫌いな事でもやり切りなさい!!という根性の叩き込み方を続けてきて。

子どもが就職してとてもつらい思いをしていて、自殺すら思い浮かんだとき、素直に親に相談できますか?

 

もしできなかったら・・・

なんで相談してくれなかったんだって思うでしょう。

できないんですよ。

 

てなことにならんように、ずっと親子ともども笑顔でいられる関係を築いていきたいものですね!!

 

はい。

今回も着地点がわからなくなってしまいました。

しかもなんか最後暗いし。

 

ということで、今回は、教育にもサッカーにも人生にもつながる一冊でした!!

(無理やり本紹介に戻りました)