♫恋の~抑止力~ほら!ゲームが始まぁ~るー♫(ブログ書いてる時のBGM。笑)
ども!週末オタクブロガーでございます!m(_ _ )m
新年モードも落ち着いた感じですね。年始はのんびり出来ましたか?
さてさて、年始休みにブラリ友人と二人で※痛快オタクショッピングをしていたら、
(※痛快オタクショッピングとは、「家電屋ゲームコーナー→書店コミック売り場→ゲーセン→中古ゲーム屋→フィギュア屋」を永久ループする、移動と歩きを繰り返し、そのわりにあまり買わない、お財布に非常に優しいショッピングであーる)
とあるゲーセンにて、視界のふちにエドが見えたのですよ!!
そりゃー、ロックオンですよ!!
よく見てみると、UFOキャッチャーで筐体奥にはミロスのポスターが貼ってあり、
「え!?・・・み?ミロス、なの?う、うん!まぁ、いいや。で、景品は?」
って見たら、なにやらキーホルダー状で2種類が設置してあったのですが、景品名を見たら「バックハンガー」とありました。
「ん、バックハンガーって何?」
( ̄Д ̄;;
でも、いいーんです。
鋼アイテムならいいのです!!
そして、絶対に負けられない戦いが始まったのです!
自分、UFOキャッチャーが凄く苦手なんですよ、実は。
(;^_^A
故に「1店舗1コイン(500円)」を決まりにしておりまして、はい。
エドの錬成陣と大佐の錬成陣入りの2種類だったのですが、もちろん大佐狙いで。(エドファンの方、ごめんなさい)
ふふふ、愚問ですよ、愚問!
そして、トライ&エラーを繰り返し、運命の?400円目に遂にその時が来たのです!!
で、ゲットしたのがこれ!
「うむ、上出来!」
と、新年早々オタク濃度を濃くしていったのですが、出会いはいきなり突然にでした!家電店のホビー館なる場所にて食玩コーナーで物色していたら、またまたありましたよ!鋼もの!
しかも3種類の箱で。ピンク(だったかな?)とホワイト(だったかな?)とブルーの。
ピンク=イズミ、ホーエンハイム、等。
ホワイト=ホムンクルス 等。
ブルー=軍部
ブルー以外はよく覚えてないので、多分間違ってますww
f^_^;
で、どれを買ったかだって?
愚問!!
(本日2回目 笑)
もちろん、ブルーっすよ、ブルー!
1つ500円もいたしますのでさんざん迷い、2個購入する事に。
一緒にいた友人の存在を忘れその2個を選ぶ事に数十分、食玩コーナーで一人うなっている男性。
その後ろ姿は店員からはかなりマークされていたはず。
(=◇=;)
「うおおおおおおおお、俺の右手が真っ赤に萌える!中尉を掴めと轟き叫ぶぅぅぅうぅぅぅう!」
で、買った箱の写真がこれです。
早速、心に精一杯の保険をかけて。
(最悪の自体を想定しないと、自分、こーいうの開けられないっす!(/TДT)/)
1つ目!
「う、うん。アルかぁ。」
(あれ?俺の保険ではハボかアームストロング少佐、少佐の方ですよww。な、はずだったが。)
ちと怪しいくなってきた空気に友人が勘づいて、
「あれでしょ、ラストは筋肉おやじが出て、あーあー。ってオチでしょ?やっぱり。笑」
ははははは。
二人して乾いた笑い。
2つ目
「え?」
では、箱のイラストをアゲイン!
か、描いてない?
二人して「だ、誰!?」
(;°皿°)
あ
ああ
あああ!
「ミロスの娘!!」(笑)
思い出したよ!
(だが名前を忘れて出てこない!)
イメチェンしたウィンリィかと。←酷い
(°Д°;≡°Д°;)
「・・・これ、描いてないって事はシークレットだよねぇ?」
「う、うん。多分。」
「凄い引きじゃん!」
「これってさぁ、試合にも勝負にも負けたって感じだねぇ。」
車のヘッドライトが流れていく。
まだまだ夜は冷え込み、行き交う人々は皆、足早に過ぎていく。
ふと電車の窓から外を眺めていたら、
「あれってジュリアだよ!名前!。って事は、アル×ジュリじゃん!カップリング?」
普段は凄くネガティブ思考の自分。
今年もオタク脳は全開にポジティブでした。
♫生きっ残りたい~生きっ残りたい~、まだ生きてたくなぁーる~♫(書き終わる頃のBGMでしたww)
鋼を読んでて、「もしここで、この選択をしたら?」って分岐点なポイントって結構ありませんか?
そんな中で、自分が一番の選択を感じたのが、コミック23巻 第95話 「烈火の先に」ですねー( ´艸`)
コミックもアニメもこのシーンは強く残っています。
感情が強く渦巻く感じがまた、もう。ふはふは~(;´▽`A``
そんな「ifストーリー」です。
もし、この選択をしたら。
なんて思って妄想しちゃいました。もう妄走しましたっ(笑)
ではでは、良かったら最後までお付き合い頂ければ幸いです。
「落焔」
湿った空気が漂う地下坑道に爆音と共に怒号がこだまする。
「やっとだぞ!!やっと追いつめたんだぞ!!!」
「わかっています!!・・でもっ!!貴方はそちら堕ちてはいけない・・・!」
溢れそうな涙を必死に抑えて言葉をだす。
構えた銃は、金属音を静かに響かせ小刻みに震えている。
リザは瞳を強くつむり、今にも崩れそうな全ての感情を支えていた。
彼の望むべき瞬間
リザにとっては「おきて欲しくなかった最悪な時間」だった。
しかし、心の何処かでは回避する事は出来ないとも感じていた。
近い未来におきてしまうだろう、この事態と向き合う勇気がなかった事を今になって後悔する。
「撃ちたければ、撃てばいい」
いつも見守っていた背中から聞きたくなかった残酷な一言が、リザの心を崩していく。
頭も心もで真っ黒になっていく。
思考も言葉も止まっていた。
ただ胸の鼓動のみが激しく耳をうつ。
「・・・私を撃ち殺したその後、君はどうするのだ?」
ロイの言葉からは怒りも憎しみも哀しささえ感じなかった。
「・・・この戦いが終わったら狂気を生み出す焔の錬金術を、この身体もろとも、この世から消し去ります」
「・・・ぐっ!!」
ロイは奥歯を噛み締める。擦り合わせ歪んだ嫌な歯ぎしり音が聞こえた。
右手を振り上げると、すぐ脇の壁へ向けて爆炎を放った。
激しい感情によって全身が震えている。
壁は焼けた焦げた臭いを放ちつつ、静かに黒煙が立ちりぼろぼろと砕け落ちる。
「狂気、・・か」
振り上げた右腕が力なく下がると、先程までの身体の震えも止まっていた。
「中尉が背負っていた呪縛は全て私が引き取る。こんな命がけの戦闘中にも関わらず約束を守ってくれて感謝している。今思えば、私はなんて重い約束を君に押し付けてしまったと。」
「・・・すまない」
振り返ったロイの瞳にはいつもの輝きが消え失せていた。深い雨雲にその光は飲込まれる様に。しかし、リザにはどこか優しげに写ってみえた。
先程までの激しい感情はもう一欠片も感じ取れなかった。
「狂気は、・・・私自身だよ、リザ」
その瞬間、すばやく反転し伸ばした右腕から火花が飛び出す。
錬成音と共にエドの機械鎧の右手から火柱が上がり、掴まれていたエンヴィーは、焼けごげた臭いと煙をまとってロイの足下へと吹き飛ばされた。
「・・っ!、何しやがんだ!大佐!!」
機械鎧の右腕を支えながら、ロイを睨みつけた。
「・・・すまない、鋼の」
ロイはすかさず左手の発火布から続けて火花を出す。
エドとスカーの足下が爆音と共に爆裂し二人を大きく吹き飛ばした。
完全に不意をつかれ、二人とも後方の壁に叩き付けられる。
「う、ぐぐぅ」
スカーは、かろうじて片目でロイの姿を捉えつつも霞んでいってしまった。
「く、くそ、た、大佐。なにを、」
エドの憎まれ口は最後まで言葉は続かなかった。
右腕の機械鎧は形こそ残っているが、ブスブスと金属の焼ける臭いと黒煙がのぼっていた。
一瞬の出来事だった。
リザは目の前で起きた事を理解出来ず、両手は垂れ下がりただ立ち尽くす。
「最後の命令だ。・・・後はよろしく頼む」
ロイは吹き飛んで来たエンヴィーの状態を確認する。
かろうじて呼吸はしているが意識はない様だが、虫の息といった所だろうと判断する。
軍服の胸ポケットから携帯用ナイフを取り出すとそのまま左手の甲を突き刺した。
「な、なにをやっているのですか!」
ロイの異様な光景がリザの意識を取り戻させた。
しかし、悲痛な叫びを出す事で精一杯だった。
ナイフで貫いた手からは血が枯れる事なく溢れ出る。
投げ捨てたナイフの甲高い音が焼けこげた臭いのある坑道内に響く。
発火布には紅い滲んだ線が幾つも指先に向けて伸びていく。
両膝をつき、荒い呼吸と痛みに顔を歪めながら、その血で床に錬成陣を描いていく。
「聞こえているんですかロイ! ロイ!!」
持っていた銃はするりとリザの手の中から滑り落ちる。
気づいたらロイの元へ駆け寄っていた。
しゃがみ込んで後ろから両肩を掴み激しく揺らす。生暖かい血で染まった手がリザの手に重なる。
手から流れ出る血はリザの手を伝い膝の上へと落ちて赤黒く広がる。
「私が全てにケリをつける。私の中の復讐も、君を縛るものも」
手袋からは止めどなく赤々とした血は流れ続けている。
「エドワード君もスカーさえも、あなたの為に伝えた言葉を踏みにじるのですか?」
リザは一瞬、呼吸が遮られる感覚がした。
「・・私の想いは、あなたにはもう届かないの?ロイ」
必死に抑えてた感情の枷が崩れ、涙が頬を伝っていく。
ロイは重ねた手をそっと離し錬成陣の続きを描く。
「これでは、鋼のに偉そうな事は言えないな」
誤摩かす様にロイは、つぶやいた。
描き終えた錬成陣からは錬成独特の青白い光が天井にむけて照らしている。
「この時の為だけに構築したものだ」
錬成陣は、青白い光を増して輝き続けている。
「構成元素すらも滅する、焔。まさに最凶だよ。こんな錬成陣を師匠が知ったら、軍部に入隊した時と同じ位に怒られるな」
意識のないエンヴィーを紅く染まった左手で掴むと、錬成陣の中心部へと押し付けた。青白い光と共に、錬成陣から天井部に向けて衝撃波が立ち上る。
その衝撃でリザは掴んでいたロイの両肩から弾き飛ばされたが、とっさに体勢を立て直しす。
不気味に発動する錬金陣に不安が胸を掻きむしる。
「早く!離れてっ、お願い!!」
一刻も早くその場から離れてほしかった。
この胸を締め付けるものを強くする、禍々しい錬成陣から少しでも離れて欲しい。
ただ同じ事を繰り返し叫び続けていた。
その願いを打ち壊す様にロイの代名詞とも言うべき両手の白き手袋は、真っ黒に染まっていった。
手の甲に部分に描かれている紅き錬成陣は、漆黒の中で焔の如く紅々と浮かび上がってい様に見える。
「この錬成は発動したら離れられないんだ、リザ。術師の命を代価にして焔を生む。私の復讐もホムンクルスも焔の錬金術も罪科も、君を苦しめるもの、全て焼き尽くす」
そう話すロイの顔が涙で滲んでいく。
衝撃波は光と共に更に力を増していく。天井がその勢いに耐え切れず崩れ始めていく。
「最後まで無能な上官を許してほしい。・・・最後の我がままだ」
ロイの姿は光に包まれて、もはやシルエットでしか分からない状態になった。
「嫌!!!!!!!!!!!!」
リザは所々破れたグレー色のシャツを投げ捨て立ち上がった。
涙を拭いロイと思われるシルエットへ走り出す。そして、その衝撃波の柱の中へと飛び込んだ。
激しく舞い上がる瓦礫にリザの頬は切り裂かれた。傷口からは、まるで赤い涙の様に血が頬を伝う。
必死に伸ばしたその両腕はしっかりとロイを後ろから抱きしめた。
「リザ!!命令だ、離れろ!」
「承服しかねます!私の任務はあなたの背中を守ることです!!」
ロイの背中からはいつもと同じ彼の匂いがする。
「離れろ!!!」
焦りと哀しみを含んだ怒号がこだまする。
「嫌です!!」
ロイの背中に額を押し付け、感情のままに言葉をだした。
そして力強くロイを抱きしめる。流れる落ちる涙はリザの膝の上で散っていく。
「あなたのいないこの世界で私は何をすればいい?何を見つめていけばいいの!?」
聞こえるのは、衝撃音と彼の鼓動だけだった。
激しく天空へと舞い上がる瓦礫や土砂の音がよく聞こえる。
「・・・私の大切な副官は、本当に融通の利かない真面目っぷりだよ」
優しくも困った様ないつもの声が降り注いできた。
見上げたそこには、苦笑いのロイがあった。
瞳にはもう覆い隠す雨雲はなく、いつもの眼差しがあった。
あぁ、二人で過ごす日々の中で、気がつけばいつも私を見守ってくれてた瞳。
リザは安堵し微笑みがこぼれてしまう。
「それに地獄の底までお共すると言ったはずですがお忘れですか、ロイ?」
いつもと同じ口調でリザは返事をした。
「まいったなぁ」
いつもの困り顔を浮かべてしまう。
「そうだ!セントラル中央に新しい店が出来たんだよ。今度、食事でもどうかな、リザ?」
「またそうやって話を逸らす」
ワザと怒ったフリをして咎めるが、すぐに優しくロイに微笑みかえす。
「ふふっ。楽しみにしてますよ、ロイ」

重なり合う二人のシルエットは錬成の波動で更に薄れていく。
轟音と共にまばゆい閃光を放ち衝撃波が近くにあるものを激しく弾き飛ばしていた。
一層強浮くなった轟音が響いたその刹那、紅き焔を纏い天井を突き破る火柱が舞い上がっていった。
静寂があたりを包み込む。
突き破られた火柱の過ぎ去りし後は、青空が覗きこみ、薄暗い坑道内に向かって温かい日差しが射込む。
その日差しを受け強く輝くその場所には、鎖の切れた銀時計と拳銃が寄り添う様にそっと並んでいた。
挿絵協力/「腹切りロマンス」 杏里様
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
今回は同じアメブロ内の杏里様に挿絵を描いて頂きました。
お忙しい中、画像送信の不具合が起きてしまったりと・・・(汗)
ホントにありがとうございました!!m(_ _ )m
さて、今回のタイトル「落焔」、「らくえん」と自分ではルビ(ふりがなの事です)をつけてます。
「堕ちる」をいれて考えてみたんですが、どーも上手くいかなくて。
(;´▽`A``
自分の望むべきを終えた後なら、たとえ堕ちついた場所は「楽園」なのでは?
そして二人が一緒なら。
そんなイメージで付けました。
今回、本文中に「・・・」と「いつもの」が多数出てきてしまいます。
しつこいよーで、すみません!
「・・・」でつい、葛藤や渦巻くものを読んでもらっている方に頼ってしまいました。
力不足ですねぇ。
上手く感情を言葉で表現できなかったです。
ヽ(;´Д`)ノ
次こそは!!o(TωT )
あと「いつもの」が多く出てしまったのは、やはりいつもとは違うキャラを説明できなかったからだと。(汗)
なるべく削除したのですがねぇ。
さて、いい訳も程々にして。
皆さんの「ifストーリー」
「もし別の選択をしてたら・・・」があったら教えて下さい~
そんな中で、自分が一番の選択を感じたのが、コミック23巻 第95話 「烈火の先に」ですねー( ´艸`)
コミックもアニメもこのシーンは強く残っています。
感情が強く渦巻く感じがまた、もう。ふはふは~(;´▽`A``
そんな「ifストーリー」です。
もし、この選択をしたら。
なんて思って妄想しちゃいました。もう妄走しましたっ(笑)
ではでは、良かったら最後までお付き合い頂ければ幸いです。
「落焔」
湿った空気が漂う地下坑道に爆音と共に怒号がこだまする。
「やっとだぞ!!やっと追いつめたんだぞ!!!」
「わかっています!!・・でもっ!!貴方はそちら堕ちてはいけない・・・!」
溢れそうな涙を必死に抑えて言葉をだす。
構えた銃は、金属音を静かに響かせ小刻みに震えている。
リザは瞳を強くつむり、今にも崩れそうな全ての感情を支えていた。
彼の望むべき瞬間
リザにとっては「おきて欲しくなかった最悪な時間」だった。
しかし、心の何処かでは回避する事は出来ないとも感じていた。
近い未来におきてしまうだろう、この事態と向き合う勇気がなかった事を今になって後悔する。
「撃ちたければ、撃てばいい」
いつも見守っていた背中から聞きたくなかった残酷な一言が、リザの心を崩していく。
頭も心もで真っ黒になっていく。
思考も言葉も止まっていた。
ただ胸の鼓動のみが激しく耳をうつ。
「・・・私を撃ち殺したその後、君はどうするのだ?」
ロイの言葉からは怒りも憎しみも哀しささえ感じなかった。
「・・・この戦いが終わったら狂気を生み出す焔の錬金術を、この身体もろとも、この世から消し去ります」
「・・・ぐっ!!」
ロイは奥歯を噛み締める。擦り合わせ歪んだ嫌な歯ぎしり音が聞こえた。
右手を振り上げると、すぐ脇の壁へ向けて爆炎を放った。
激しい感情によって全身が震えている。
壁は焼けた焦げた臭いを放ちつつ、静かに黒煙が立ちりぼろぼろと砕け落ちる。
「狂気、・・か」
振り上げた右腕が力なく下がると、先程までの身体の震えも止まっていた。
「中尉が背負っていた呪縛は全て私が引き取る。こんな命がけの戦闘中にも関わらず約束を守ってくれて感謝している。今思えば、私はなんて重い約束を君に押し付けてしまったと。」
「・・・すまない」
振り返ったロイの瞳にはいつもの輝きが消え失せていた。深い雨雲にその光は飲込まれる様に。しかし、リザにはどこか優しげに写ってみえた。
先程までの激しい感情はもう一欠片も感じ取れなかった。
「狂気は、・・・私自身だよ、リザ」
その瞬間、すばやく反転し伸ばした右腕から火花が飛び出す。
錬成音と共にエドの機械鎧の右手から火柱が上がり、掴まれていたエンヴィーは、焼けごげた臭いと煙をまとってロイの足下へと吹き飛ばされた。
「・・っ!、何しやがんだ!大佐!!」
機械鎧の右腕を支えながら、ロイを睨みつけた。
「・・・すまない、鋼の」
ロイはすかさず左手の発火布から続けて火花を出す。
エドとスカーの足下が爆音と共に爆裂し二人を大きく吹き飛ばした。
完全に不意をつかれ、二人とも後方の壁に叩き付けられる。
「う、ぐぐぅ」
スカーは、かろうじて片目でロイの姿を捉えつつも霞んでいってしまった。
「く、くそ、た、大佐。なにを、」
エドの憎まれ口は最後まで言葉は続かなかった。
右腕の機械鎧は形こそ残っているが、ブスブスと金属の焼ける臭いと黒煙がのぼっていた。
一瞬の出来事だった。
リザは目の前で起きた事を理解出来ず、両手は垂れ下がりただ立ち尽くす。
「最後の命令だ。・・・後はよろしく頼む」
ロイは吹き飛んで来たエンヴィーの状態を確認する。
かろうじて呼吸はしているが意識はない様だが、虫の息といった所だろうと判断する。
軍服の胸ポケットから携帯用ナイフを取り出すとそのまま左手の甲を突き刺した。
「な、なにをやっているのですか!」
ロイの異様な光景がリザの意識を取り戻させた。
しかし、悲痛な叫びを出す事で精一杯だった。
ナイフで貫いた手からは血が枯れる事なく溢れ出る。
投げ捨てたナイフの甲高い音が焼けこげた臭いのある坑道内に響く。
発火布には紅い滲んだ線が幾つも指先に向けて伸びていく。
両膝をつき、荒い呼吸と痛みに顔を歪めながら、その血で床に錬成陣を描いていく。
「聞こえているんですかロイ! ロイ!!」
持っていた銃はするりとリザの手の中から滑り落ちる。
気づいたらロイの元へ駆け寄っていた。
しゃがみ込んで後ろから両肩を掴み激しく揺らす。生暖かい血で染まった手がリザの手に重なる。
手から流れ出る血はリザの手を伝い膝の上へと落ちて赤黒く広がる。
「私が全てにケリをつける。私の中の復讐も、君を縛るものも」
手袋からは止めどなく赤々とした血は流れ続けている。
「エドワード君もスカーさえも、あなたの為に伝えた言葉を踏みにじるのですか?」
リザは一瞬、呼吸が遮られる感覚がした。
「・・私の想いは、あなたにはもう届かないの?ロイ」
必死に抑えてた感情の枷が崩れ、涙が頬を伝っていく。
ロイは重ねた手をそっと離し錬成陣の続きを描く。
「これでは、鋼のに偉そうな事は言えないな」
誤摩かす様にロイは、つぶやいた。
描き終えた錬成陣からは錬成独特の青白い光が天井にむけて照らしている。
「この時の為だけに構築したものだ」
錬成陣は、青白い光を増して輝き続けている。
「構成元素すらも滅する、焔。まさに最凶だよ。こんな錬成陣を師匠が知ったら、軍部に入隊した時と同じ位に怒られるな」
意識のないエンヴィーを紅く染まった左手で掴むと、錬成陣の中心部へと押し付けた。青白い光と共に、錬成陣から天井部に向けて衝撃波が立ち上る。
その衝撃でリザは掴んでいたロイの両肩から弾き飛ばされたが、とっさに体勢を立て直しす。
不気味に発動する錬金陣に不安が胸を掻きむしる。
「早く!離れてっ、お願い!!」
一刻も早くその場から離れてほしかった。
この胸を締め付けるものを強くする、禍々しい錬成陣から少しでも離れて欲しい。
ただ同じ事を繰り返し叫び続けていた。
その願いを打ち壊す様にロイの代名詞とも言うべき両手の白き手袋は、真っ黒に染まっていった。
手の甲に部分に描かれている紅き錬成陣は、漆黒の中で焔の如く紅々と浮かび上がってい様に見える。
「この錬成は発動したら離れられないんだ、リザ。術師の命を代価にして焔を生む。私の復讐もホムンクルスも焔の錬金術も罪科も、君を苦しめるもの、全て焼き尽くす」
そう話すロイの顔が涙で滲んでいく。
衝撃波は光と共に更に力を増していく。天井がその勢いに耐え切れず崩れ始めていく。
「最後まで無能な上官を許してほしい。・・・最後の我がままだ」
ロイの姿は光に包まれて、もはやシルエットでしか分からない状態になった。
「嫌!!!!!!!!!!!!」
リザは所々破れたグレー色のシャツを投げ捨て立ち上がった。
涙を拭いロイと思われるシルエットへ走り出す。そして、その衝撃波の柱の中へと飛び込んだ。
激しく舞い上がる瓦礫にリザの頬は切り裂かれた。傷口からは、まるで赤い涙の様に血が頬を伝う。
必死に伸ばしたその両腕はしっかりとロイを後ろから抱きしめた。
「リザ!!命令だ、離れろ!」
「承服しかねます!私の任務はあなたの背中を守ることです!!」
ロイの背中からはいつもと同じ彼の匂いがする。
「離れろ!!!」
焦りと哀しみを含んだ怒号がこだまする。
「嫌です!!」
ロイの背中に額を押し付け、感情のままに言葉をだした。
そして力強くロイを抱きしめる。流れる落ちる涙はリザの膝の上で散っていく。
「あなたのいないこの世界で私は何をすればいい?何を見つめていけばいいの!?」
聞こえるのは、衝撃音と彼の鼓動だけだった。
激しく天空へと舞い上がる瓦礫や土砂の音がよく聞こえる。
「・・・私の大切な副官は、本当に融通の利かない真面目っぷりだよ」
優しくも困った様ないつもの声が降り注いできた。
見上げたそこには、苦笑いのロイがあった。
瞳にはもう覆い隠す雨雲はなく、いつもの眼差しがあった。
あぁ、二人で過ごす日々の中で、気がつけばいつも私を見守ってくれてた瞳。
リザは安堵し微笑みがこぼれてしまう。
「それに地獄の底までお共すると言ったはずですがお忘れですか、ロイ?」
いつもと同じ口調でリザは返事をした。
「まいったなぁ」
いつもの困り顔を浮かべてしまう。
「そうだ!セントラル中央に新しい店が出来たんだよ。今度、食事でもどうかな、リザ?」
「またそうやって話を逸らす」
ワザと怒ったフリをして咎めるが、すぐに優しくロイに微笑みかえす。
「ふふっ。楽しみにしてますよ、ロイ」

重なり合う二人のシルエットは錬成の波動で更に薄れていく。
轟音と共にまばゆい閃光を放ち衝撃波が近くにあるものを激しく弾き飛ばしていた。
一層強浮くなった轟音が響いたその刹那、紅き焔を纏い天井を突き破る火柱が舞い上がっていった。
静寂があたりを包み込む。
突き破られた火柱の過ぎ去りし後は、青空が覗きこみ、薄暗い坑道内に向かって温かい日差しが射込む。
その日差しを受け強く輝くその場所には、鎖の切れた銀時計と拳銃が寄り添う様にそっと並んでいた。
挿絵協力/「腹切りロマンス」 杏里様
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
今回は同じアメブロ内の杏里様に挿絵を描いて頂きました。
お忙しい中、画像送信の不具合が起きてしまったりと・・・(汗)
ホントにありがとうございました!!m(_ _ )m
さて、今回のタイトル「落焔」、「らくえん」と自分ではルビ(ふりがなの事です)をつけてます。
「堕ちる」をいれて考えてみたんですが、どーも上手くいかなくて。
(;´▽`A``
自分の望むべきを終えた後なら、たとえ堕ちついた場所は「楽園」なのでは?
そして二人が一緒なら。
そんなイメージで付けました。
今回、本文中に「・・・」と「いつもの」が多数出てきてしまいます。
しつこいよーで、すみません!
「・・・」でつい、葛藤や渦巻くものを読んでもらっている方に頼ってしまいました。
力不足ですねぇ。
上手く感情を言葉で表現できなかったです。
ヽ(;´Д`)ノ
次こそは!!o(TωT )
あと「いつもの」が多く出てしまったのは、やはりいつもとは違うキャラを説明できなかったからだと。(汗)
なるべく削除したのですがねぇ。
さて、いい訳も程々にして。
皆さんの「ifストーリー」
「もし別の選択をしてたら・・・」があったら教えて下さい~
新年!ですね。
こんなに更新にムラがありますブログを見てくれてる皆様、ピグ友さん、読者登録してくださっている方、全ての方にお礼申し上げます。m(u_u)m
コメントに励まされ、アクセス数や検索ワードを見て、皆様に支えられていると強く思います。
ホントにありがとうございます!
期待に添えれるかわかりませんが、今年も沢山の萌えを放っていければと思っております。
本年もよろしくお願い致します。
改めて「このブログはなんぞや?」との説明をば。
2大メイン萌えでこのブログは出来ています。テーマ別に分けていますので、ジャンルを選んで頂ければ、集中して見れます。
・鋼の錬金術師
ロイ・マスタング×リザ・ホークアイ
いわゆる、ロイアイ愛です!!
小説もどきをアップしたりと。
・陰陽座
愛していますヘビメタバンド「陰陽座」のネタです。
回数は少ないですが、気持ちはロイアイと同じ位です。
あとは日々のなにげないネタや自己報告、オタクネタですかねぇ。ホントにたわいもないっす。
o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪
この様な形でお送りしております。
今年も全力で妄想・・、もとい妄走して、つっぱしりますので見守っていただけたら幸いです。
本年もよろしくお願い致します。
こんなに更新にムラがありますブログを見てくれてる皆様、ピグ友さん、読者登録してくださっている方、全ての方にお礼申し上げます。m(u_u)m
コメントに励まされ、アクセス数や検索ワードを見て、皆様に支えられていると強く思います。
ホントにありがとうございます!
期待に添えれるかわかりませんが、今年も沢山の萌えを放っていければと思っております。
本年もよろしくお願い致します。
改めて「このブログはなんぞや?」との説明をば。
2大メイン萌えでこのブログは出来ています。テーマ別に分けていますので、ジャンルを選んで頂ければ、集中して見れます。
・鋼の錬金術師
ロイ・マスタング×リザ・ホークアイ
いわゆる、ロイアイ愛です!!
小説もどきをアップしたりと。
・陰陽座
愛していますヘビメタバンド「陰陽座」のネタです。
回数は少ないですが、気持ちはロイアイと同じ位です。
あとは日々のなにげないネタや自己報告、オタクネタですかねぇ。ホントにたわいもないっす。
o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪
この様な形でお送りしております。
今年も全力で妄想・・、もとい妄走して、つっぱしりますので見守っていただけたら幸いです。
本年もよろしくお願い致します。



