大問１

天皇の力を示し、高い地位をもつ(ア)豪族を役人として住まわせるため、710年、(イ)都が現在の奈良県に移されました。

(1) 下線部(ア)の豪族は、のちに何と呼ばれるようになりましたか。

(2) 下線部(イ)の都の名称を答えなさい。

(3) 下線部(イ)の都は、当時の中国の都を手本にしてつくられました。その中国の都の名称を答えなさい。

大問２

未開の地が多く、農業の生産力が低いこの時代には、多くの人間を集めて土地を耕作させることが必要でした。そこで朝廷は、人々に土地を与える制度を定めました。

(1) 下線部の制度を何といいますか。

(2) 下線部の制度では、戸籍に登録された6歳以上の人々に土地を与えていました。この土地を何といいますか。

(3) 人々には、唐の制度にならって様々な税が課せられていました。次の①、②の負担をそれぞれ何といいますか。

①絹や魚などの特産物を納める

②稲の収穫の約３％を納める

(4) 大陸からの攻撃に備え、北九州の警備にあたっていた人々を何といいますか。

大問３

朝廷が新田の開発を進める一方、農村では鉄製の農具が有力者に広まり、稲の収穫量は増えていきました。そのような中、朝廷は743年に新たな法令を定め、新たに開墾した土地であればいつまでも自分のものにしてよいと認めました。

(1) 下線部の法令を何といいますか。

(2) なぜ朝廷はこの法令を定めたのですか。簡潔に答えなさい。

(3) この法令が出されたことにより、貴族や寺社は開墾に力を入れるようになり、広大な私有地を独占するようになりました。この私有地は何と呼ばれるようになりましたか。

大問４

奈良時代、律令体制の下で役人となった貴族が、都に集まって住むようになったので、平城京を中心に天皇や貴族によるはなやかな文化が栄えました。

(1) この時代の文化を何といいますか。

(2) 都に東大寺、国ごとに国分寺や国分尼寺を建てさせた天皇はだれですか。

(3) (2)の天皇は、なぜ各地に寺を建てさせたのですか。「仏教」という語を用いて簡潔に答えなさい。

(4) (2)の天皇の身のまわりの宝物が収められている、写真の建物を何といいますか。

(5) 日本に仏教の正式な戒律を伝えるため、何度も渡航を失敗しながらもついに来日して唐招提寺を開いた人物はだれですか。

(6) 次の①～③の文に当てはまる書物名を答えなさい。

①産物や地名の由来、伝承などを国ごとにまとめたもの。

②日本最古の和歌集。

③天皇家の由来を説明するための歴史書（二つ）。

問題は以上です。

【解答】

大問１

(1) 貴族

(2) 平城京

(3) 長安

大問２

(1) 班田収授法

(2) 口分田

(3) ①調　②祖

(4) 防人

大問３

(1) 墾田永年私財法

(2) 口分田が不足してきたから。

(3) 荘園

大問４

(1) 天平文化

(2) 聖武天皇

(3) 仏教の力で国を守り、人々の不安を取り除こうとしたから。

(4) 正倉院

(5) 鑑真

(6) ①風土記　②万葉集　③古事記・日本書紀

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中学１年 社会【歴史 奈良時代】２学期中間テスト 練習問題

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