高校生【英語 Heart of Okinawa】12.Okinawa and Mainland  | 赤城❤︎.*

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ハート・オブ・おきなわ

 沖縄は,「捨て石」だと言われることも,「要石」だと言われることもあります。日本そしてアメリカにとって,沖縄とはどんな存在なのでしょうか。この三者がどのような関係を築いてきたのかを考えてみましょう。

 

沖縄の歴史

 沖縄はさまざまな方法で日本本土を助けてきました。18世紀後半以降,外国船がよく沖縄を訪れました。当時,日本は鎖国をしていました。他の国々は日本に対し開国をせまっていました。日本への南の入り口として沖縄(琉球)はこれらの国々と取引しなければなりませんでした。

 あなたは囲碁をしますか?相手が取れるようわざと碁石を置くことがあります。もしかしたらそれが勝ちへの手助けとなるかもしれません。これが「捨て石」です。第二次世界大戦中,沖縄は我が国のための捨て石でした。沖縄では多くの人々が殺されました。沖縄戦が行われている間,米軍による本土上陸が引き延ばされていました。

 戦後,沖縄は米軍の占領下に置かれました。沖縄からアメリカの軍用機が離陸していきました。このようにアメリカは朝鮮戦争やベトナム戦争に関わっていきました。当時,アメリカは沖縄を太平洋の軍事的な要石と呼んでいました。

 1972年,沖縄は日本へ返還されました。しかし,今もなお日本の米軍基地のおよそ75%が沖縄にあります。ある意味沖縄はまだ捨て石なのです。しかしながら,本当の平和のための要石になりたいという願いが沖縄の心の中にはあります。

 

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