55年もかかったマラソンレース Lesson5 BIG DIPPER III | 赤城❤︎.*

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ビッグディッパー3

Lesson 5

The 55-Year Race

 

 54年と8カ月6日5時間32分20秒3。これはオリンピック男子マラソン史上、最も遅い記録です。その記録は日本マラソンの父、金栗四三さんによって打ち立てられました。

 1911年、金栗さんは、男子マラソンの世界記録を27分も縮めました。それで、彼は1912年のストックホルムオリンピックの日本代表に選考されました。これが日本のオリンピック初参加でした。

 7月14日の大会当日はとても暑かったので、参加者68名の内の半数が途中で棄権しました。金栗さんもレースの途中で体調が悪くなり、民家で介抱されました。翌朝になり、彼は意識を取り戻しました。

 1967年、それは金栗さんが75歳のときでしたが、スウェーデンオリンピック委員会が彼に連絡をしてきました。『われわれの記録によると、あなたはレースの途中でいなくなり、行方不明ということになっております。ストックホルムオリンピック55周年記念行事におきまして、こちらにお越しいただきレースを終わらせ(ゴールする)はいかがですか?』

 1967年3月21日、委員会の申し出のおかげで金栗さんはついにゴールラインにたどり着くことができました。そのとき、次のようなアナウンスがありました。『日本の金栗さんがたった今ゴールインし、これでストックホルムオリンピック全日程を終了いたします。』

 

marathon マラソン therefore 従って・それゆえに

select 選ぶ represent 代表する

competitor 競争者 withdraw 退く・棄権する

collapse 倒れる・衰弱する regain 回復する

consciousness 意識 Swedish スウェーデンの

missing 行方不明 anniversary 記念日

announcement アナウンス cross 横切る

conclude 終わりにする・締めくくる

 

Read It Through

A

1. (b) 公のイベントに参加すること

2. (a) 突然倒れること

3. (a) ある物事を終わらせること

B

① record ② 1912 ③ reach 

④ 1967 ⑤ according to

C

1. 1912年、初めて日本はオリンピックに参加した

- true

2. 金栗さんはレースの途中で意識を失い、オリンピック委員会に助けられた

- false

3. 金栗さんはストックホルムオリンピックにおける行方不明のランナーとして記録されていた

- true

4. 金栗さんがゴールテープを切ったとき、自分でアナウンスした

- false

 

ビッグディッパー【目次】