[MONSTERS IN MOTION]-ALIEN3“Warrior Life Size He | ひろ☆くまプレクション

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こちらは1992年公開のアメリカ映画「エイリアン3」に登場したドッグエイリアン↓
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さて、ファンの間でも非常に人気のあるこのドッグエイリアンですが実は現在これのレプリカヘッドがカリフォルニア州に在る「モンスターズ・イン・モーション(MIM)」より購入可能です。

※商品名は「ALIEN3 Warrior Life Size Head Replica



昨年開催されたワンフェス2016[]Rosブースでもその完成品が展示されました↓
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実は私も以前このキットを購入し長年の間、積みガレキとして倉庫奥深くで眠らせていたのでした・・・(><;

ところがここ最近このキットの作例を幾つか拝見することが出来たこともあり、遂に私も重い腰を上げることにしたのでした(^∀^;



とりあえず箱から出してパーツのチェック↓
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パーツ内容は以下のパーツになります(^∀^)/
   ヘッド本体:レジン製(中空)
   下顎:レジン製(無垢)
   インナーマウス本体:レジン製(ウレタンフォーム充填)
   インナーマウス上顎:レジン製(無垢)
   フード:PVC製(厚さ約2ミリ)
   支柱:PVC製パイプ(外径50ミリ)
   ベース:レジン製(中空)


ドッグエイリアンはこれまで様々なスケール物を手掛けて来ましたがライフサイズともなると先ずは作業台の制作から始まります(^^;)↓
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嗚呼、しかし何をするにも汗だく・・・(++;)

ぶっちゃけ言うとこの時期にやるものではなかったというのが正直なところです・・・(==;

フードの固定は出来る限りクリーンな(涼しい)場所で行いたい為、室内用も用意しました↓
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バリ取り等した後、離型剤の除去をしてプラサフを吹き、先ずはフード内部のみ塗装します↓
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今回の下地はグレーで立ち上げました↓
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続いて鬼門となるフードの取り付けですが、予め余分な部分を切り取ったフードを上から被せます。

本体とフードのモールドが一致する箇所(矢印の間)があるので宛てがいます↓
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この時、注意しなければならないことがありましてフードの先端(前側)は前頭部で合う様に切って接着します。

これは万一、フードと本体の大きさが合わなかった場合、後頭部を先に接着してしまうと前頭部では調整不可能となる恐れがあるからです(><;

つまりサイズが違い隙間等が出来てしまった時は後頭部にパテを盛る等して調整します。


このキットを完成させた方々からお話を聞いたところ殆どの場合、フードの方が大きいらしく本体との間に数ミリの隙間が出来るそうです(++;

ところが私のキットは意外にもピッタリと合いました(^∀^)/
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実はこのキット、数年前に怪物屋さんから購入させて頂いた物なんですが出処がMIMではなく、モールドこそ同じですが当時キャストを請け負っていた現地のアクメ工房に吉尾氏が足を運んだ際、直接買い付けて来たという代物でした(^ω^)v

とは言っても2ミリの段差を滑らかにするというのは容易ではありません(爆)

パテを盛っては削りの地道な作業を何度も何度も繰り返し、均して行きました・・・(^ω^;)↓
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※写真はサフを吹いています。

この状態でサフを吹いてから塗装しないと下側とフードの境目にどうしても色の差が出がちなので個人的にはこの方法をお奨めします↓
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先程“鬼門となるフードの取り付け”と記述しましたが、正にその通りでしてここまでくれば作業の山場は越えたと言っても過言ではありません(^з^)ゞ

後は塗るだけです♪


私の場合、ドッグは毎回ブラウン系になってしまいがちなのですが今回はメイキングブックに載ってる様な淡い感じに仕上げてみました↓
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ではさっそくですが完成した物がこちらになります(^∇^)/
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大きく開いたその口は劇中、リプリーの傍に近寄って来たシーンを彷彿とさせます↓
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このキットを制作する上でフードの際を如何に目立たなくさせるか(自然に見せるか)が最大の課題かもしれません↓
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後頭部については下の方にも全てパテを盛ったので一層厚くなってます↓
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今回、筆は一切使わず全てブラシワークのみです↓
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また、ベースは最初、石っぽい感じにしたのですがなんかイメージと違ったのでガラッとイメチェン↓
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※ベースは中空の為、要レジン充填。


本体の断面には蛇紋パターンを取り入れてみました↓
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結局ここもイメチェンしちゃいました・・・(^^;)↓
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それと支柱となる塩ビ・パイプについても好みの長さでカットする訳ですがこれも一苦労という・・・(><;

本当に何から何まで骨の折れるキットです(爆)


続いてフードですが塩ビ・バキューム製ということもあり均一で非常にクリアーな透明度を持っています↓
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せっかくですので上側はクリアーのままにしました↓
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インナーマウスについては短く加工したりせず、キット状態のままフルアタック仕様↓
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裏側に木ネジを仕込んだことで脱着可能となってます↓
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さっそく取り付けてみましたよ↓
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こちらもまた劇中シーンさながらの大迫力です↓
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ということで以上、「モンスターズ・イン・モーション」製ドッグエイリアンLSヘッドのご紹介でした~(^∇^)/
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尚、今回の制作にあたり、沢山の方からアドバイスやコツを教えて頂きました。

お世話になった方々のお陰でなんとか完成まで持って来ることが出来たといった感じです(^^;

私一人では一生、このキットに手を付けることは無かったと思います(爆)

今思えばここをもっとこうした方が、あそこをもっとああした方が良かったという思いは多々ありますが取り敢えず一旦これでフィニッシュとします(^д^;
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現在ギャラリーにて展示中ですが↓
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確実に置き場所が無くなって来てます・・・(((( ̄∀ ̄;)))))
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