前回の続きになります。
突然ですがこちらは1982年に公開されたSF映画「ブレードランナー」に登場したタイレル社の秘書レイチェル↓

彼女もまたレプリカントの一人でした↓

そしてこれは昨年10月に開催されたKING-NIGHTで拝見させて頂いたレイチェルの胸像↓



※その時の様子がこちら↓
今回はそれより一回り小さいレイチェルの原型を見させて頂きましたよ↓



これもまた非常に良く特徴を捉えておりました(^^)
続いてこちらはイングランド出身のミュージシャンで俳優でもあったデヴィッド・ボウイ氏の6枚目にあたるアルバム「アラジン・セイン」(1973年発売)のレコード・ジャケット↓

これをモチーフに制作したというバストモデル↓



かれこれ20年近く前に手掛けられた物でこの日はキャストした物を持参して下さいました(゜∀゜)
またそれと同じ頃に制作されたという作品がこちら↓

お話を聞いたところ、なんでも無性に美しい女性を作ってみたくなり手掛けた作品とのこと↓


コンセプトはホメロスの叙事詩「オデュッセイア」の第12歌に登場する上半身は女性で下半身は魚のセイレーンという魅惑の美女↓

※絵画:ハーバード・J・ドレイパー(1909年作)
当時、思うがままに手を動かし造形されたとお聞きしましたがそれにしても美しいですよね(゜∀゜)↓



ちなみに至るところに鏤められた貝殻については氏自らが浜辺で拾った物だそうです(笑)↓

また、このギリシア神話に登場するセイレーン(Sirene)とはフランス語で“シレーヌ”とも呼ばれるらしく氏はそう呼んでおりました↓

更にこちらは先日紹介した「エイリアン4」ニューウォーリアー、コンセプト・マケットの資料映像↓

なんと私の記事を見て思い立ったという氏はこんな物まで手掛けていたのです(爆)↓


驚いた事に半日足らずでここまで造形されたんだそうです(゜∀゜;)↓

そして氏は見入っている私を余所に更に畳み掛けて来ます(^^;)
続けて何やら怪しいボックスが登場しました↓

蓋の上にはH・R・ギーガー氏の作品「ネクロノームIV」が・・・↓

当時、かの有名なリドリー・スコット監督がH・R・ギーガー氏の画集「ネクロノミコン」の中に掲載されていたこの作品を見て「ALIEN」のクリーチャー・デザインをギーガー氏に依頼したという一枚。
なんと箱の中にはこの「ネクロノームIV」をモチーフとしたレリーフが入れられておりました↓

言うまでもありませんが氏のフルスクラッチになります(爆)↓

まだ制作の途中ですが既に見応え十分ですよね↓


分割ラインが気になりますがそれは何となくお察し下さい(笑)↓


尚、こちらの尻尾の先端なんですが↓

試しにキャストした物を記念に頂いちゃいました~(^∀^)/

更に氏はギーガー・ミュージアムのこのショットにヒントを得て↓

密かにこんな物まで制作されてました( ̄∀ ̄)ムフフ↓

基は前回紹介したパリセイズのウォール・プラークのヘッドをカスタムした物だそうです↓



今後の展開が気になるプロジェクトばかりですよね(^^)
もちろん進捗については随時報告させて頂きますよ~(^∀^)/

いや~本当にこの日は氏のお陰で良い目の保養をさせて頂きました(*^^*)