1995年に公開されたSFホラー映画「スピーシーズ種の起源」(原題:SPECIES)。
S.E.T.I.(地球外知的生命体探査)グループは1974年以来、宇宙に向けて人類の情報を発信していた。
すると20年後、未知の生命体から返信があった。
それはクリーンな無限エネルギー確保を実現するメタン媒体の構造式と未知のDNA情報だった。
以来、ユタ州ダグウェイに在る国立研究所ではその情報を元に人類のDNAと掛け合わせて新たな生命体を創り出す研究が行われることとなった。
こうして誕生した生命体は“SIL(シル)”と名付けられたのだが僅か生後3週間で人間でいうところの12歳にまで成長する↓

研究所の所長でこのプロジェクトの総責任者でもあるザビエ・フェッチ所長はシルの驚異的な成長に危険を感じ実験の終了を試みるも彼女は人並み外れた身体能力でもって逃走してしまう↓

しかし少女の身体の中には得体の知れない“何か”が潜んでいたのだった↓


果たしてシルの目的は何なのか?また彼女を捕らえることは出来るのか??
続きが気になる方は是非ご覧くださいね~(^∇^)/
さて、前置きが長くなりましたが本日紹介しますのは「スピーシーズ 種の起源」に登場したシルのプロップ・レプリカになります↓

劇中では一瞬しか映らず、その全貌を知ることが出来ませんでした(><;)↓

ですが以前、コレ友のデレクさんから頂いたメイキング本「SPECIES DESIGN BY H.R.GIGER」ではその詳細を見ることが出来ました↓

タイトルからもお分かりの様にシルをデザインしたのはあのエイリアンの生みの親として知られるH.R.ギーガー氏ですよ(^∇^)/
この本に掲載されているプロップと見比べたところ、背ビレをはじめ各突起は後付け(一部はオミット)された物っぽいですが身体はこれのレプリカと言ってほぼ間違いなさそうです↓



そしてこちらが今回紹介するシルになります↓


背ビレは経年劣化の為、何本か無くなっており残った物もヘタって下向いちゃってますね(^=^;)↓

尚、ヘッドに関してはオリジナルのレプリカではなくドンポスト社のモールドと同じ物だと思われます↓

一応内側には頭蓋骨格も有るっぽいですよ↓

また何故これを“スタチュー”ではなく“プロップ・レプリカ”と呼ぶのかと言うとこちらの割れ目が確認出来ますでしょうか??↓



実はこのシルは撮影の際、アクターが見に着けたスーツのレプリカなんです(^∇^)/
ちなみに手足はラテックス製で手袋や靴下の様に身に着けるタイプになってますよ↓


この様に今回紹介するシルは資料的価値もある非常に貴重なアイテムだと思います(^∇^)/
そしてこちらは以前制作したRoswell Japanさんよりリリースされた佐野氏造形のシル(1/3バスト)なんですが・・・↓

せっかくなのでこれを真似してこちらも胸元から何か出してみました(笑)↓

まぁ、口に入れる勇気は毛頭ありませんが・・・( ̄∀ ̄;)
それから台座なんですが映画の終盤で登場する地下のシーンをイメージした物の様です↓

劇中、このシーンでは無数のネズミが地を這っていましたのでそれも再現してみました((((^∀^))))↓

簡単ですがこういった演出、結構好きなんですよねぇ~(^ω^)v
最後に余談ですが子供の頃のシルを演じたミシェル・ウィリアムズは去年公開された「オズ はじまりの戦い」で“南の魔女グリンダ”を演じてました↓


18年も経つとやはり変わりますね~(^∀^))))
一方、フェッチ所長を演じたベン・キングズレー氏は去年公開された「アイアンマン3」でマンダリンを演じてました・・・↓


こちらは18年経っても全く変わってませんね(笑)
ちなみにこの2人なんですが2010年公開のレオナルド・ディカプリオ主演のアメリカ映画「シャッター・アイランド」でドロレス・シャナル役とジョン・コーリー医師役で15年振りに共演してます↓


15年の時を経て再び共演とか凄いですよね((((^З^))))
こういったところに注目して映画を観るのもまた楽しいものです☆
嗚呼、久しぶりに「シャッター・アイランド」でも観ようかな~♪