ひっさびさに艶が~るPにログインしたら、こんな企画をしていたので、地味に参加していました~。

 

 

ところでPCからプレイできるようになったのはいいんですが、画像の右クリック保存が全面禁止になってるぽくて、

 

仕方なくタブレットで保存→ドロップボックス経由でPCに画像を移す→拡張子がよくわからんことになっていたのでGIMPでpngに直す

 

……という、地味にめんどくさい肯定を踏むことに。

あれ? もしかして画像引用禁止になってる? と思って「遊び方」を見に行ったら、スチル以外ならご自由にどーぞどーぞと書いてあって、ならナゼこんなことになっているのだ、と二度見しました。

まあアレは建前で、本当は画像引用とかしてほしくない!ってことなのかな?

 

ひたすら彼目線編を読んで9話13羽でアイテムGET、ふたつそろえるとミニ旦那様プレゼントということで、好感度を貯めに貯めていたので惜しかったですが、さっくりリセットして1話から再開しました。

もしかしてアイテム使わなきゃ難しいのかなーと思いきや、特にそういうこともなくさっくりGET。

もうお二方の彼目線編はコンプしていたので、とうらぶで7-2貞ちゃん掘りしながらEnterキー連打でさくさくっと日課終了してました。PCでできるって素晴らしい。

 

 

 

しかしリニューアル当初から思い続けてきたことではあるけど、旦那様アバター乱発しすぎだと思う。個人的には各自2.3個あれば十分なんですが。

 

そういえば来月から、Amebaゲームで貯めたボーナスコインは使用不可になってしまうそうですね。

知らなかったのであわてて見に行ったら、5000円くらいあったので急いで彼目線編に使うアイテムを買ったり、余った分は適当にガチャしたりして消費してきました。

しかし、ボーナスコインが使えなくなるってすごい大きいですよね。だってフル課金でどうぞ!ってことじゃないですか。ボイス付いてるだけのミニシナリオで900円くらいするのに。900円もあったら中古でPSPソフト買えちゃう。今なら楽天でクインロゼソフトが新品で買えちゃう。

 

まあでも、運営元のmore gamesさんが全株売却して親会社のインタースペースさんに運営譲渡されたときは、大丈夫なの?と心配していたので、運営的ないろいろが関係してるのかもなーと思うと悪戯に不満だけをぶちまけるのはどうかなというか、致し方ない大人の事情ってものがあるんでしょうなぁ……。

しかしフル課金で回すとなると、撤退しちゃう人も多そう。ソシャゲは課金額が半端ないのはもうわかりきってるけど、それにしても高いもんなー。ボーナスコインの助けがなくては色々ユーザー側のお財布事情も厳しそうです。

 

艶Pはこれからどうするのかな。彼目線編も結残して全員分公開されたし、あとはひたすら時節ネタ入れたイベントで繋いでいくのだろうか。もう全然やってないんですけど、今のイベントってどれももじゃべあチームさんが書かれたものなのかな?

しかしこれだけリアルマネー課金を要求してくるってことは、おそらく艶Pは黒字コンテンツなのかな。人気ありそうだったプリクロが終了したときはすごく驚きました。シナリオも絵もシステムも、ソシャゲにしちゃすごく凝ってて面白かったんだけどなぁー……。

最近はアプリゲームがコンシューマーになることも多いので、やっぱりコンシューマー派としては艶も……と期待してしまうけど、難しいのかな。結の彼目線編も出揃ったらぜひお願いしたい。やっぱり本編の更新が終わってしまうとイベントで繋いでいくにしても限度があるというか、人はいずれ離れていくものですから。搾り取るだけ搾り取って消費されていくだけのコンテンツにはしてほしくないなーと、今でも艶が好きな人間としては思います。

 

でも結局のところ、どれだけ良作だったとしても形として残れるかどうかは、母体の大きさがモノを言うんだろうな……と思うと切ない。プリクロだって普通にコンシューマー移植されても耐えうるだけの良シナリオだったもんな~。乙女ゲーっていうのは基本的に本編だけで話が完結しているから、寿命が短いのはどうしようもないんだよね……。

 

日が経つごとに記憶が薄れてしまうので早く書かねばー、というある種の強迫観念に駆られていますが、この忘れっぽさは年のせいか元々の地頭の拙さ(柔らかい表現)のせいなのかが悩ましいところです。

 

他の4人とはちょっと雰囲気の違う関係性(現実世界とかなり近い)だったのは、百合花が最初に始めた物語だったせいなんでしょうか。

百合花もこのルートではちょっと遠慮がちというか、シンデレラや赤ずきんルートで見られるはっちゃけた様子がほとんどなかった気がする。

「駒」である魔法使いまでもきちんと救おうという計画性の高さはさすが百合花嬢あざといな、という感ですが、逆に最初に彼に救いを与えることで「完璧に意のままになる駒」(魔法使い)を手の内に納めようとした、とも取れますね。やっぱりそういう風に見ていくと、猟師さんがちょいちょい口にしている「あいつは好きな男以外は駒としてしか見ていない」という言葉は的を得ているんだなー。

魔法使いも(その他の人格も)アリステアの一部ではあるけど、百合花にとって何より優先するのはアリステアという主人格な訳です。何がここまで彼女に割り切らせたのだろうと思うとコワイ。

白雪ルートで、白雪が覗き込んだ鏡にアリスのシルエットが映っていた時点で、「あー……」となんとなく想像は付いていましたが、ひとりずつの時間を繋ぎ合わせていくという手法はなかなか興味深かったです。見た目年齢的に白雪が次男っておかしいよねとか、赤ずきんとオオカミも幼馴染というには年が離れてるよねとか、進めながらプレイヤーが腑に落ちないと感じる部分も丁寧に拾っていくのもよかった。

まあ結局のところ、アリステアの元主治医がオブラートに包まずすべてを語ってくれることによって解離性同一性障害がネタバレされるのですが、魔法使いも百合花も実は最初から知っている事実なので、その辺りのことはスルーして進むのが実にシュール(笑)。

「誰も選べない」「全員が好き」と恥じることなく公言し、グレーテル君に「脅迫状が届いてほっとした。これで楽になれるんだって」と胸のうちを吐露されても罪悪感ひとつ感じない百合花の鬼畜のような感性が、ここでやっと正当化される訳ですね。だって彼らにとっては人格ひとつひとつが「個」であるけど、百合花にとっては5人とも「アリステア」というひとりの人間なんだもんね。

そういえばちょっと気になったのが、婚約者として同棲(?)している4人は全員百合花に好意的なんですが、白雪も部屋に会いに来てくれた時、にっこにこしてたよなーと。

おそらく現実世界では百合花と白雪は会ったことがないはずだけど、やっぱり白雪は鏡を通して百合花のことを見て好意を抱いていたのかな、あの様子だと。

それと魔法使いがグレーテルにはほとんど興味を持ってなさそうなのにも気になった。まあ過去を辿るならグレーテル君は除外されるのは当たり前なんだけど(百合花と再開後に生まれた人格だから)。まあ性格的にもこのふたりって気が合いそうにないしなぁ……。

なんていうか、この魔法使いルートとエピローグすべてを読んで感じたのは、魔法使いって実は「完璧な百合花の駒になろうとしてなりきれなかった人」のような気がしました。

自分に与えられた百合花の「分割された愛」に満足することが出来なかった。何故なら魔法使いはすべてを知っていて、それが自分が求める百合花ではないから。「分割された愛」(魔法使いルートのヒロイン)に気持ちが移ろい始める自分を感じていたんじゃないかな。だからこそ「僕が君を愛することはない」とはっきりとした拒絶の言葉を繰り返し口にしているのかなと。「誰よりも優秀で万能」と言われすべてを見通すことのできる立場にいる彼にとって、百合花の手駒でいることはきっとさぞやプライドを傷つけられたことでしょう。だけど駒であり続けることによって、自分は百合花の傍にいられるという葛藤。常に俯瞰的な態度を崩そうとしないのは、そういった精神的背景があるからかな、なんて妄想していました。

まあ、普通に考えると相当な屈辱だよね。「私のすべてをあげる」と言われ、もっとも欲しい彼女の「心」が伴わない身体を与えられ、夢の中でも「分割された愛」を与えられる。魔法使いが求めているのは100%の百合花なのに、常に7分割された欠片しかもらえない訳です。そりゃアリステアを疎ましく思うのも無理ないよ。

ところでこの時「あ、このふたりって肉体関係あったんだ」と思わせておいてエピローグで「勘違い」としてますが、正直なところ言うと最後まで致していないだけである程度の接触はあったんだろうなと見てる。じゃなきゃアリステアが隣で寝ている百合花の姿を一目見ただけで勘違いするようなことはないだろうし、魔法使いも「身体を重ねた」というはっきりした表現は使わないと思うんだよなー。百合花も「誤解だ」という割にアリステアに何も言わんし。

ただまあ、魔法使いにとっては己の惨めさの証のような「分割された愛」ではあったけど、それに心癒されていたのも事実なんだよね。じゃなきゃずっと黒猫を連れて歩くわけがない。

「僕は君を愛さない」と百合花を拒む魔法使いに対し「それでもいい、傍に置いてくれれば」と愛を求めない彼女、という形で幕を閉じるわけですが、現実世界ではまったくの逆。ここでも「あべこべな世界」だった。

 

そうそう、百合花が魔法使いを屋敷に連れてきたり滞在させたりすると、他の4人がものすごく拒絶反応を示すのは、アリステアによって生み出された人格じゃない(=兄弟じゃない)からなのかなぁ。そう思うと、精神世界においても魔法使いは孤独だったんだなー。そりゃ存在を認めてくれた百合花に執着するよね。

 

「アリス」は交代人格ではなくて、アリステアのイマジナリーフレンドっぽいですね。

わかりやすく言っちゃうとちびっこがぬいぐるみに名前付けて話しかけるアレですが、彼の場合は鏡に映る自分に話しかけることによって「理想の自分像」を作り上げていったと。

 

私は原作である「鏡の国のアリス」を読んだことがないんですが、鏡を通り抜けて今までの物語のその後の世界で、逃げたアリス(白ウサギ)を追いかけるという図式はすごく興奮しました。

ラストだけあって、各エピソードのその後が垣間見れるのも嬉しい。シンデレラや赤ずきん、かぐやに対しては無知ゆえの暴言で場を混乱させたりしてるのに、グレーテル君にだけは妙に空気を読んでいる百合花には笑った。たぶん変なこといったら即監禁ルートまっしぐらであることを無意識のうちに察していたに違いない。でもそんな百合花の背景をさらりと読み取ってしまうグレーテル君はさすがだった。「分割された愛」を受け取って、彼は大人になったんだなぁと成長を感じる場面でした。

アリステア考察(もどき)はこれまでに散々やってしまったので書くこともあまりないんですが、アリステア目線の現実世界は、恐怖を覚えました。本当にビリー・ミリガンそのものだよなぁ……。

どこで見たのかは忘れてしまったけど、「自分が自分であるという認識は、自分という意識の連続(継続?)によるものである」みたいな言葉があったけど、アリステアにはそれがないわけです。気が付いたら時間が経過している、知らない人に親しげに話しかけられる、あるいは付いた覚えのない嘘(罪)を糾弾される。想像しただけで怖くてたまらないし、そりゃ自己の確立なんてできるわけがないよね。だって自分を自分たらしめるものが欠如しているんだから。

色んな記憶を手放し続けてきたアリステアが、唯一大切に抱え続けてきた記憶が百合花との思い出で、苦しみぬいた果てでようやく百合花と再開するけど、そこでハッピーエンドにはならなかった。何故ならそれは現実で、彼の物語は命が終わるまで続くから。

「生きることは苦しみの連続だ」とはまさによく言ったもので、百合花の両親に引き取られて生活の安寧を得ても、アリステアの心は波打ち続けた。かぐやルートと同様、生きるために与えられた環境に馴染む努力をする必要がなくなったせいで、自己を振り返る余裕が出来てしまったから。ほんと、生きることって苦しみの連続だよなぁ……と思わさせるを得ない。

隣で眠る百合花を見て、嘔吐しながら鏡に映った自分に声を荒げるシーンは涙なしには見れませんでした。アリステアの気持ちを考えたらねぇ……。自分の身体で、自分じゃないヤツが自分の好きな子に触れてるんだもの。苦しいなんてものじゃないよね。もう言葉にならない。また松岡氏の演技がすごくて……うわぁぁぁってこっちも悶絶した。

それでもアリステアは自分の人生に絶望せず、「他の人格と話す」ための道を選ぶのだから、この人は物静かに見えてその実、芯の強い人だよなぁと思った。やっぱりそういうところが百合花とそっくり。好きな人のためには自分を省みないというところがこのふたりは似たもの同士だよね。

 

ところで現実の解離性同一性障害だと、分かれた人格をそのままにしていると(深く眠らせて表に出てこないよう制御する)、本来持っていた才能が失われていくらしいですが、きっとアリステアも人格が分離していなかったら、ガラス細工の技術やお菓子作りの才能に秀でていたのかもしれないな、と思うと、人格たちが融合あるいは消失しなかったことは喜ばしいけど、複雑な気も若干感じたりしますね。アリステアはかつて自分の1パーツに過ぎなかった彼らの「個」を尊重し、自らが持っていた可能性を手放したのだと考えると、そういうところもまた彼の自己犠牲の強さを感じてしまうよなー。自分を救済するために作られた百合花のために、大切な記憶(アリス)を分割してしまうところなんて、まさにだよね。

でもきっと、他の人格を手放して凡庸な少年になってしまったアリステアを、百合花は懸命に支えていってくれるであろうし、アリステアもまた百合花に相応しい男性になるべく努力していくんだろうな。

お似合いすぎて魔法使いの入る余地なんてそれこそないよね。まあそりゃ絶望しても仕方ないよね。横恋慕キャラ大贔屓の私にしては、今回魔法使いはピンとこなかったんですけど、それでも「なんだ……結局両想いなんじゃないか」の下りは胸が痛んだ。

 

タイトルの「大正」は「大正デモクラシー」にかけてで、大正とはまったく関係なかったね!

とはいえ、ただの民主主義を現す言葉として用いられているのではなく、「初めて(アリステアの中で)行われた民主的な行い」という意味なのかなと思いました。はっきりとその言葉そのものを用いないところがまた憎い演出だなぁ。タイトル・内容ともに細部にまでこだわり尽くされた作品だった。

色々と複雑な思いもあり、安易にキャラ萌えしてウハウハできるように内容じゃないので、手放しに「大好きだ!」と言っていいのかどうか悩む作品ではあるのですが、こうやって感想を書くと賛美の言葉しか出てこない辺りが私の本音なのかなーという気もします。

まあ「死神と少女」のときは、すごいなーーーー……と感服しつつも、個人的な好みで言うと嫌悪も混じるような複雑な気持ちだったのを思い返せば、対称アリスはかなり好意的に受け取っていると思う。自分の中で。

 

まあ書き出してしまうと本当にきりがなくて、アレもコレもなってしまうのですけど、非常に楽しんでプレイすることのできるゲームでした。

最後の百合花目線の物語を読み終えると、「これはまぎれもない乙女ゲームだ」と断言できるのですが、これを乙女ゲーがやりたい!って人に勧めるのは……正直難しい……かな?

嫌というほど現実を突きつけられるこの物語は、とても秀逸なんですけどね。扱いが難しい。

 

そういえば我慢できずにチラリと感想ブログを見に行ったんですが、pc版とvitaだと結構表現が違ってる?ぽいですね。

そういう話を聞くとpc版もやりたくなってしまうよ~~~。

(未だに蝶毒もpc版買うか悩んでいるし……orz)

vitaに固執せずにpcゲームも解禁すべきなのかなぁ。しかしpcめんどいんだよな……。

 

なんか前記事読み返してみると、グレーテルルートの感想ではなくグレーテル君を生み出すに至ったアリステアに対してのありきたり考察みたくなってるorz

まあこういう内容だからなー。

こういう色々考える系のゲームは好きなんですけど、感想書くと自分の頭の悪さと凡庸さが露呈しまくるので非常に恥ずかしいです。他の方の感想見に行きたいけど絶対影響されちゃうのでグッと堪えてます。書き終えたら乙女ゲー感想ブログ見て回るんだ……!

 

想像以上に悲惨で終始「……」だったかぐやルート。

「置いてもらってるんだから役に立たないといけない」という強迫観念に駆られているところも非常に不憫でした。

ただこのルートは、他のルートにない「童話に彼の物語を落とし込んだゆえの強引さ」を感じました。元カノだと言い張ってた女の子たちがかぐやを取り返しにきたのに、自分たちで自らの虐待した過去をぺらぺら喋っちゃうところとかね。まあかぐやの性格じゃ自分が何をされてきたか思い出しても絶対に語らなかっただろうから、第三者の口から語らせる必要があったんでしょう。

このルートは交換日記がとてもかわいかった。「こんばんは、ひぃさん」の定形文は何度聞いてもかわいかったよー。百合花の文字はかちっとした明朝体(だったっけっかな)なのに対して、かぐやは柔らかい書き文字風フォントなのも、ふたりの性格差を現していて上手い演出だと思いました。

そういやかぐやルートではシンデレラと白雪が喫茶店オーナー・その弟という立ち位置で登場するけど、グレーテル君は出てこない。抱き合わせの相手だから?グレーテル君ルートのネタバレ防止のため?とも思ったけど、もしかしたらかぐやはグレーテル君の存在を知らなかったんじゃないか、という気もします。赤ずきんも出てこないけどまあそれは振れる役割がなかった、または赤ずきんは罪の意識に苛まれて寄り道しない(スポットライトに出ない)ので出会う機会がなかったってことかもしれないけど。

そう考えると、

 

・シンデレラ→魔法使い以外の全員を知ってる。白雪とは交流があった(母の死を白雪から報告されている)が赤ずきんとは没交渉だった?

・赤ずきん→寄り道をしないで闇の中で引きこもってたから白雪とシンデレラ以外知らない?

・グレーテル→知らないというよりかは自分と姉さん以外に興味がなかった?

・白雪→真実の鏡を覗いてしまったのですべて知ってる

 

てことになるのかな? 他のルートで赤ずきん率けっこう低いなーと思ってたけど、こういう理由なら地味に納得かもしれない。彼も白雪に順ずる引きこもりのはずだから。

かぐやがグレーテル君の存在を知らなかったのは、グレーテル君が他人格に興味がなく自ら関わりに行かなかったのと、かぐやもかぐやで月に帰りたい自分でいっぱいいっぱいで後から生まれたグレーテル君どころじゃなかった、というとこでしょうか。こうして見るとアリステアの精神世界での人間関係が仄見えてちょっと楽しい。

 

えーと、かぐやルート感想なのに脱線してしまった。かぐやはなんというか、不幸役満状態で、ほんのちょっとした選択ミスでもBAD直行なのが彼の精神状態を如実に表していましたね。少しの刺激だけでも耐えられなくなってるんだろうなぁ。おかげでかぐやで初めて攻略ブログ様のお世話になりました。

まあでも気持ちはわかるよなぁ、と。だってこの人には「自分」がないんだもの。あったら自分の置かれた環境に馴染むことが出来ないから、どんな境遇にでも馴染めるよう自分を消してる状態。そんな精神状態がまともなはずがないし、おそらくかぐやさんは常に綱渡りしているような状態だったんだろうな。

そして喫茶店に置いてもらって人として尊重される生活を得て、そこで初めて自分も他の人と変わることのない汚れた地上の人間だったことを知る。それを教えるためにわざとかぐやを遠ざけて嫉妬させる方向に仕向ける百合花さんは実に鬼畜でしたね。それをしても大丈夫だと思う程度に回復しているのを感じたからこそなんだろうけど、こっちも相当な綱渡りだよー。

百合花が湖で自分のお腹を刺したときは「ひえっ」となりましたけど、色々考えると、このくらいしないと月に帰りたい(死にたい)と願うかぐやを繋ぎ止めておくことは不可能だったろうなーと思います。これもまた向かい合せの鏡だよね。命を捨てたいと願うかぐやに、汚れた地上に残って欲しいと願って命をかける百合花。命は命でないと繋ぎおくことが出来ないと彼女はわかっていたんでしょう。

ただBADを見ると、百合花さんの計画って 自分を刺して大切な人を失う恐怖をかぐやに叩き込む→でも自分が死んだらかぐやを繋ぎ止めておけないので絶対死なない なんだよね。ひえーリスキーすぎるよー。そりゃ何度もBAD行きになっても仕方ない。刺しすぎたら致命傷だし、ただでさえ湖に入った状態での自傷で危険度高いし、二度目の包丁振り上げでかぐやの静止が少しでも遅かったらこれまたアウトだし。確率の低すぎる賭けだわ。

まあそこまで身体を張らないと引き止められなかったくらいに、かぐやの絶望は深かったんだろうな。何より、「自分は月の人間だから、自分を虐げる汚い地上の人間とは違う」と思うことによって自己を守ってきたのに、他ならぬ大切な人(百合花)の手によって、自分もまたその汚い人間であることを付き付けられるんですよ。「ハッピーエンドに導くためには手段を選ばない」と連呼してるように、彼女はアリステアを救うためにかぐやを傷つけることさえ厭わなかったということになる訳で、なかなか恐ろしい女でした。躊躇ないんだもんなぁ。すごい。

 

このルートは全部知った後にもう一度やるべきだと思う。だがしかし時間が(ry

母親が白雪姫の継母かと思わせておいて、白雪が白雪姫であり継母だった。そして彼は真実の鏡を覗いたことですべてを知っていて、この世界も自分が見ている夢だと知っている=明晰夢。そのため他の人格たちと違って物語を操っているのは白雪なので、白雪母からプレゼントされたものが腐っていたり蛾になったりするのは、「母の憧れていたお姫様」として彼女の愛を受けることの出来る百合花への嫉妬の表れなんですねー。これ最後までやらないとわかんないわ……。

そして今まで自在に操ることの出来ていた自分の夢に、異分子(百合花)が入り込んだことによって均衡が崩れて御せなくなっていったんですね。

このルートで面白いなと思ったのは、他のルートではルート内攻略対象が現れる前から百合花はある程度その人のことを知っているのに対し、白雪とは完璧にここで初対面を果たしているんです。

(かぐやも初対面風ではあったけど、常に受身だったかぐやから交際を申し込む=無意識下で百合花を知っていた、即OKした百合花も同様という風に取れる)

白雪は精神世界に引きこもっていたから、百合花は存在こそ兄から知らされていたものの白雪と会ったこと(会話したこと)がなかったんですよね。なので夢の中で百合花は本当の意味で白雪と初対面する。白雪のほうは鏡からの情報で百合花の存在を知っていたのかな? 彼女の登場に怯えつつもひと目で惹かれていく描写があったような気がします。

しかし、何もかもを知っているだけあって、闇がもっとも深いのは白雪でしたねー。

百合花の手助けによって悪夢から目覚め、分割された愛(百合花)を得ても尚、自分の部屋(夢の中?)から出ようとはしない。何故なら自分が持つ「母親の死」「亡くなった母と暮らしていた期間」という、尋常な人間なら耐えられないであろう凄惨な記憶を自分ひとりで抱え込むことで、他の人格・あるいはアリステア?を守ろうとしている。

ここでも「自分ひとりが耐えればいい」という自己犠牲の強いアリステアの本来の気質が影響しているんだろうなーと思うと切ない。太刀打ちできない現実社会の苦痛や、心無い周囲の人間の仕打ちにはひたすら自我を殺して耐えてきたアリステアが、百合花との暮らしの中で作り出したのがグレーテル(ワガママで他者を守るために暴力に頼る人格)っていうのがね。

百合花はアリステアを追い詰めたけど、ずっと自分の殻に籠もって耐え続けてきた彼がワガママを口にしてもいいと思えるほど、安寧も与えてくれたんだということがわかる。

結局自分の口からワガママ(自己の主張)を言うことはできず、もうひとつの人格を作り出してしまったわけですけども。

 

そして白雪ルートは赤ずきんがかわいくてかわいくてかわいくて(ry

だけど白雪が赤ずきんに冷淡なのは、もしかして彼が外出していたせいで母を死なせてしまったと思っているせいなのかな?

グレーテル君も歪みなきシスコンを拗らせていて非常に楽しかった。この時は「もうグレーテルルートはエピソード2で終わったからかな?」くらいに思っていましたが、白雪は真実の鏡を見て他の人格の詳細も知っているから、こんな風に赤ずきんもグレーテル君も本人に酷似した状態で現れていたのかなー。