ふむふむ

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オランウータン

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嵐アルバム「untitled」Disk2収録ユニット曲『UB』についてのわたしの感想、解釈及び妄想をひたすら綴ります。

どなたがおっしゃったか忘れましたがあるアイドル曰く「ファンの方たちが考えているより、僕たちは考えていない」らしいので、わたしの後述する事柄については明らかに非生産的なものです。
加えてわたしの濃ゆい色眼鏡が一層オタク臭い感想を生み出しているし、オタク臭い文章が長々続きます。

それでも平気だと言う心優しい変人さん方に読んでいただきたいと思います。なお前述の通り完全にわたしの勝手な感想ですので、誹謗中傷はおやめください。





























大きく分けて三つ、『やりたかったこと』、歌詞、そしてアルバムにおけるUBについて語ります。





・『やりたかったこと』

パンフレットで二人は「言っちゃうとつまらないから」と頑なに言わない『やりたかったこと』。多分ツアーが終わればちょこちょこ言ってもらえるのでしょうが、今の時点でのわたしが考えるそれについて書きます。

候補は二つあります。一つは二人の関係の隠喩、もう一つはコンタクトダンスです。

まず隠喩についてです。これはパンフレットのニノの「『UB』の意味を言っちゃうとつまらない」に寄ります。秘密にする、ということは『やりたかったこと』に含まれるのではないか?という何とも単純な発想。

歌を聴いている方が読んでいるという前提で話を進めますが、これは『ユニットバス』のことであるという解釈で、ツイッター上では一致しているように見えます。カーテン、シャワー、水に流す、別れて暮らす計画など、一見普通の単語に見えて一曲聴くとあれ・・?となる。気づいたときは爆笑しました。

これについては「ユニットバスが先なのか?」「隠喩の発想が先なのか?」という疑問が付随します。ある方の「ワクワクのケンティーのコスプレを見て思い付いた」説は目から鱗でした。

個人的には隠喩の発想が先だと思っています。ユニットバスでなくても恋人同士、友達同士に自分達を重ねて歌うアイデアはあの二人のことですしありそうかなあ、という感じです。そこからどちらかがユニットバスの隠喩を考え付いて付け足したのではないかと。

しかしユニットバスに自分達を例えて歌にしてもらうなんてとんでもなく天才的だと感嘆を禁じ得ません。腐女子は画ビョウと壁で妄想できるとはよく言ったものですが、似たものを感じる…。
もしかして相葉くんとかが「ユニット曲…ユニット…ユニットバス?笑」みたいなこと言ったのかな。それを歌詞に取り入れたとしたらGJすぎる。

もう一つのコンタクトダンスについて。最初にこの情報を得たときはちょっと意識飛びました。ユニット曲でコンタクトダンスて、す、すごいですよね(語彙力)

相葉くんの「コンサートも込みで楽しんでほしい」、パンフレットでの「やりたいことが決まってて、それに合わせて曲を作っていった」「これやれたら面白いね!と話していた」というエピソードから、コンタクトダンスはUBの中でかなり大きな存在のようです。曲を決めるときにダンスから決めるってジャニーズっぽくて好きです。

けれどコンタクトダンスがやりたくて、それをベースにユニット曲を作っていったと考えると、二人はファンを殺す気1000%だとしか思えません。ここにきてファンサービスが激しすぎて意識が飛びます。


ここまでの話をまとめて考えると、歌ができる順番はコンタクトダンス→曲作り→隠喩の発想→ユニットバス(天才的発想)→歌完成がわたしのイメージです。
なので『やりたかったこと』が一番はじめの構想とするならば、必然的にコンタクトダンスが『やりたかったこと』に該当してしまうんですが…これはオタクの妄想が激しすぎやしないか…?(今更)

近いうちに小出しで露になっていくであろう『やりたかったこと』の全貌がわかるのを心待ちにしています。




・歌詞

歌詞はパンフレットによると「コンセプトだけ伝えて作詞していただいた」そうなので、これは二人ではなく作品についての感想になります。

初めて聴いたとき歌詞の力強さに動揺しました。どのフレーズもいちユニット曲の歌詞にしては重すぎて、だからこそユニットバスに気づいたとき反動で爆笑してしまいました…笑
気づいたことをあげていきます。

初っぱなから意味がわからないんですけど、「Listen…」てどういうことなんですかね?他にも「いつも…」とか「Start…」とかあったと思うのですが。妄想抜きにしても「俺らの軌跡を聞け」と言われているようにしか聞こえない。ちゃんと聴いてますよ。

1A個人的に面白いと思っていて、「見えなくなっていた」「簡単なこと」は相手の気持ちなのかとか、「なに考えてんだ」でお互い同じ事を思っているのがわかったりとか、「見えなくなっていた」と「首伸ばして見てる」の態度の対比とかがすごく練られているように思います。「いつも無口」なのが相葉くんだとすれば、パブリックなイメージとは違う相手が描かれているようで親密さを感じます…。

というかここで気づいたんですけどこの調子だと終わらなそうですよね?なので本当に言いたいことだけまとめます(最初からそうしろ)

一番サビの「Need to leave」を聴いたとき、八割くらいの方が「え?」て声が出たと思うんです。わたしも例外ではなく「え、え?あれ、歌詞聞き間違え…てない?あれ?」と若干パニックになりました。

でもサビ毎に「Never leave」「We are one」と変化していきます。安心しつつも謎にぶち当たりました。

作詞は頼んだそうですから本人たちがそう思っていた時期があるかどうかはわかりませんが、そりゃ仕事も遊びも一緒にいて気のおけない仲だからいつも話していて、となれば離れたくなるときもないわけがありません。wanna leaveなら聴いた瞬間でもしっくりきました。しかし歌詞は「Need to leave(離れる必要がある)」。これはどういうことなのか。

これを考えたときにわたしは気づいてしまった…。
一番を通して「僕ら」以外の人を示す単語が出てこないのです。

そして一番の違和感を取り払うかのように二番の頭から「君はいつだって」と始まります。これは自我の目覚め、相手との距離の把握、相手へのリスペクトなどによって、二人が大人になり「僕ら」ではなくなることを表します。
すると「僕ら」は一緒にいることが当たり前、むしろ僕らであることを潜在的にいけないと思っていたのが、僕と君になっても「隣どうし」「助け合って」いる、これはおかしい。そこで「We could never leave(僕らは二度と離れられない)」という歌詞。

しかし大サビでは「別れて暮らす計画」「戸惑ってるけど 僕らは一つさ」「Never leave」と今までの歌詞をさらに全否定していきます。
「君と並んでいる」という歌詞でこの全否定の意味がわかります。これは自分の意思で隣にいる、ということを表しています。

それまでの同じパートの歌詞は「この部屋の中で」「隣同士なんだ」、どちらも自分達の意図は感じられません。いることが当たり前、離れられないから当たり前、というように。
けれど最後には『離れられるし、たまに離れることもあるけれど、僕らは一つ。自分の意思で君の隣に立っている』と言った趣旨の歌詞になります。

文章がわかりにくい!一言でまとめると『サビの歌詞の変化エモい』です。

本当に全編聴いてこそ楽しい歌です。一回聴き始めたら終わるまで引き返せない。
でもコンビ萌えってそういうものですよね。これがあってこれがあるから今の二人がある、それを見て応援したくなるんです。まさに二人を象徴した歌詞だと思います。




・アルバムにおけるUB

今回のアルバム「untitled」は和訳すると「無題」、リード曲は「未完」と、未完成をコンセプトにしたものと思われます。だからこその新たな試みがたくさん見られたアルバムが仕上がっていて、非常に完成度の高い「untitled」が出来上がっていると思います。

その新しい挑戦の一つとしてユニット曲があり、UBはその一つにすぎません。他のユニット曲もとてもエモ…素晴らしかったですね!いい意味で頭を空っぽにして聴ける感じがとても気に入ってます。
しかし個人的には、UBがユニット曲含めアルバム全体のなかでも異色の曲だと思っています。

言うなればデジでピアノとコラボしたような違和感。よく「曲のバランスを考えたとき、こういうの無いなあと思って曲の方向性を決める」というのを聞きますが、確かにその方向性はないけどコンセプトどこいった!?と思わせられるやつです。

UBって伴奏がバイオリンとかオーケストラなんですよね。ティンパニとかトランペットとかそれはもう盛大な伴奏です。
まるでグランドフィナーレを飾るときのような。

アルバムリード曲は「未完」のはずなのに、これだけいやに終わりを感じさせる歌になっているのです。

歌詞もそうです。「We are one」て完全に悟ってるじゃないですか。二人の関係を言葉にして結論付けている。
そうでなくてもリアルでも「関係が変わらない」とおっしゃっています。変わらないということは進まないということと同義です。この先に道が続いているビジョンが見えている人の言葉ではありません。

わたしは初めてこの歌を聴いたとき、コンサートではふざけるのかな、と思っていたんです。着ぐるみなんか着ちゃって、これがいつもの二人です、ワハハ。この流れが頭にぽんと浮かびました。
しかし踊ったのは二人が一つであることを表現できるコンタクトダンスでした。

これが別の違うアルバムに入れられていたら、わたしは二人はもう終わってしまったんだなと思っていたでしょう。映画のEDのようなユニット曲を出した二人にこれから先の展望を期待することはできなくなったと思います。まあ生きてるし同じグループだし二人の歴史が途絶えるなんてことはありませんけど。心の問題です。

でも「お互いの感情さえ 手に取るよう」な二人が改めて関係を形にした、そのアルバムの名前は「untitled」。

このアルバムにUBが入れられたことで、この歌は永遠になりました。未完であり、形にしたからこそ得た「題された無題」です。

ここまで考えて、世界一完成されてる「未完」な曲だな、と感動しました。










以上がわたしのUBエモ解釈でした。やっぱりこの二人はすごいですね、宇宙を感じます(勝手に)。
これに加えて歌声とか歌詞の細かいところとかも萌えて、ほんとにとんでもない爆弾ですよねこれ。落とされたらしばらくは復旧できない。頭のなか占領されます。

ここまで読んでくださった方なんているのか?笑 ありがとうございました。幸せな年末を過ごしましょう!