JAのグリーンセンターで購入した、マメ科 Fabaceae
ハギ属 Lespedeza に属する、ミヤギノハギ ( 宮城野萩 ) の園芸品種、
ムサシノハギ ( 武蔵野萩 ) の花が、延々と咲いています。
ムサシノハギは、白地に紫赤絞りの大輪花です。
ムサシノハギの素性については、色々な説があるようで、
ミヤギノハギの紅紫と白花の交配種説があり、
確認できませんでしたが、採用することにしました。
秋の七草と言われるミヤギノハギは、
自生地が無く、出生不明の園芸品種ですが、
ケハギに近いようです。
( ミヤギノハギを、ケハギの園芸品種とする説があります。)
宮城県が生産地のため、
宮城野萩と呼ばれ、宮城県花にされていますが、
前述したように、宮城県にも自生地はありません。
ミヤギノハギの学名は、
Lespedeza thunbergii
です。
シノニムは、
Desmodium thunbergii
Hedysarum hetrocarpon
Lespedeza elliptica
Lespedeza formosa subsp. elliptica
Lespedeza luchuensis
が、あります。
ムサシノハギは、ミヤギノハギの園芸品種としたので、
あえて学名を書くとすれば、
Lespedeza thunbergii cv. ‘ Musashinohagi ’
でしょうか。
尚、
ケハギ ( 毛萩 ) Lespedeza thunbergii subsp. patens は、
自生地があるのに、
自生地が無い園芸品種のミヤギノハギの亜種になっています。
それから、
ミヤギノハギの仲間たちの学名は、
海外から認められず、混乱しています。
2017年11月4日に購入した株です。
たくさん咲いてくれました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・kulifの家にて
拡大しました。
花の拡大です。
横側です。
葉の拡大です。
蝶のヤマトシジミが、吸密しています。
蝶のウラギンシジミの幼虫です。
飛び出した目のように見える、2本の筒状突起は、
ブラシ状の伸縮突起を出して、外敵を驚かすため ?
下が、頭です。
長い間、チョウと付き合い、
成虫♀は、今年も庭で見ましたが、ハギが食草とは、知りませんでした。
蝶の生態図鑑を調べたら、やはり、ハギが食草に入っておらず、
マルバハギで、飼育はできると書いてありました。
この幼虫以外も、花のそばにいましたので、
自然状態で、ムサシノハギの花を食草としているようです。