ここはどこだ。霧のようなものがあって、わからない。やっと霧が晴れた。いや、脱け出した。やっとわかった。僕は真っ逆さまに落ちていた。

 地面が近くなってくる。しかし、どうでもよかった。これで死ねるだろうか。と思っているだけだった。

 地面に叩きつけられた。いや、静かに叩きつけられた。

 音もせず、跳ねもせず、背中がまるで地面に吸い付くように、まるで世界に守られるように、静かに叩きつけられた。

 僕は起き上がった。何も考えなかった。正面から何か歩いてきた。

 犬のような生物だった。しかし、犬とは違う所はスピーカーのような物を着けているている所だった。

 

                 ---つづく---