『八日目の蝉』 角田光代
逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか・・・・・・。
東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。
偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか。
心ゆさぶるラストまで息もつがせぬ傑作長編。
第二回中央公論文芸賞受賞作。
生後5~6ヶ月の赤ちゃんを誘拐して育てる話なんだけど、
逃げて逃げて!って、どうしても誘拐犯を応援してしまう。
最後に逃げた島、小豆島って実在するのかな?
キレイな海と自然の描写が素晴らしく、めっちゃ行きたくなった。
ラストは泣けた。
あまり本を読んで泣くことはないけど。
なんかすっごく切ない。
でも、たぶん、女性にしかわからない感動なのかもしれない。
大人の女性に強くオススメしたい作品です!
オススメ度→90%(男性は20%減)
今日は勉強会に行ってきまーす☆