今週はお彼岸week。
夫のお父さんのお墓参りに行ってきました。
という事で今回はお義父さんの話をします。
私はお義父さんが生きてる間に会った事はないのですが、お墓参りに行くといつも姿を見せてくれます。
お義父さんのお墓はうちから車で1時間ちょっとのところで、お墓参りはちょっとしたドライブです。
お義父さんとお義母さんは夫が小さい頃に離婚をし、以降息子である夫と会えないままお義父さんは他界しました。(ちょうど同じ頃お義母さんも他界しました)
その後、お義父さんのお兄さんから連絡があり、亡くなった事、そしてお墓の場所も教えてもらったという経緯です。
その後夫と私と二人でお墓参りへ行きました。
お花とお線香をあげてお参りをしちょうど帰る頃、雨がポツポツ降り出しました。
お墓から車までの間、背中がほんのり暖かかったので、あ、お義父さん一緒にいるなと何となく感じていまして。
そして車に乗ると雨がザァーっと降り出しました。
タイミング良かったねーなんて話をし、
せっかく遠出したのでこの辺で焼肉食べて帰ろうという事に。
近場で良さげなお店をケータイで見つけ、向かいます。
一つ目の候補のお店は駐車場が停めにくそうだったので諦めてスルー。
二つ目の候補のお店は駐車場も広く、いい感じのお店でした。
車を駐車場に停めると、さっきまでザァーザァー降ってた雨がピタっと止みました
車から降りるとお義父さんの気配がしたので、お義父さんがここに連れてきてくれたんだなと。
個室に通され注文も一通り終わると、お義父さんが夫の右横に立ってました。
そしてお義父さんがおいおい泣いてます
そう気付くと、私の目からも涙がポロポロと落ちてきました。
「私は親としてすべき事を何もしてこなかった。そんな私に息子はこんなに良くしてくれるなんて」と号泣です。
私の目から涙はポロポロ落ちるけど、私は悲しくないので泣きながら普通の会話するという変な状況に
その後もお義父さんからの感謝の気持ちがずーっと私の胸に伝わってました。
帰りの車でもしばらくはお義父さんも一緒に乗ってたのにしばらくしたら居なくなってました。
お義父さーん!と意識を向けてみたら、お義父さんは福岡市内には近づいたらいけないように感じてるみたいでした(離婚したお義母さん家族の地域だから)
なのでさようなら👋と。
ちょっと子供っぽさのあるおちゃめなお義父さんです。
そしてまたお彼岸がきてお義父さんのお墓参りに行きました。
こんどはお墓参りの帰りに前回とは違う焼肉屋さんを開拓しようとなり、いくつか候補を探していました。
けれどもどれもお店が空いてなかったり、いっぱいで断られたたりと、結局前回と同じ焼肉屋さんになりました。
その焼肉屋さんもすごくいいお店なんですけどね!
その地域は焼肉屋さんが多いので、他にもきっといいお店がたくさんあるだろうと思ったんです。
そして前回と同じお店で、今度は個室ではなくテーブル席に通されました。
今回は前回と違い、とっても店内が賑やかです。
注文したものが出揃い、夫が美味しそうに食べてると後ろから視線が。。
私の右後ろ、夫の左前にお義父さんが立って、ニコニコしながら息子である夫が美味しそうに食べてるところを見てました。
お義父さんはじっとしとけないタイプなのか、夫を見てる間も左右にゆらゆら揺れながらニコニコと立ってます
その焼肉やさんはお義父さんの行きつけのお店だと言ってました。
ここ美味しいから連れてきた!と。
自分がよく行ってたお気に入りのお店に息子が来て、美味しそうに食べてるのが幸せだとまた涙ぐんですごく嬉しそうにしてました。
前回はおいおい泣いてたけど、この時はじんわり涙が浮かぶ程度です。
そして今回のお彼岸でのお墓参り。
いつもお義父さんはお参りが終わったあと帰る時に現れます。
お義父さんはお参りが終わった後私達の車に一緒に乗って、夫と助手席の私の間から顔を出してました。
「すごい車だねぇー!」とお義父さん。
夫が車が好きで、ちょっと変わった車に乗ってるんです。
私がお義父さんに意識を向けて、車好きなんですか?と聞くと、「詳しい訳ではないけど、すごいってのはわかるよー」とニッコニコでした。
この後私達は小倉へ行く予定だったので、一緒に小倉まで行きます?一緒にお昼ご飯行きましょうよ!
と言うと、はっきり返事をせず「ふふふー」と笑ってました。
しばらくして気配は感じなくなったけど、お昼ご飯のお店では遠くから私達の事を見てる感じでした。
こっち来ないんですか?と聞くと、その店は少しお行儀良くしないといけないようなお店だったので、「ちょっと居づらいから遠くでいい」みたいな事を言ってました
ほんとにおちゃめなというか、可愛らしい人です。
初めてお義父さんと出会った?ときはオイオイと号泣してたのが、やっと今回ずっとニコニコに変わってました。
良かったー
亡くなった後でも、生前思い残した事を少しでも解消できるのならいいなと思い、お義父さんと会話をして夫に伝えてました。
この世への思い残しも解消して、あっちの世界でこっちの世界を忘れる位にめーいっぱい楽しんでくれたらいいなと思います。
次会うのは年始のご挨拶かなー。
最後までお付き合いくださりありがとうございます
時系列につらつらと書いた読みにくい文章になってしまいました。読んでいただけて感謝です
くじら。