役職とか何とか...
別にやりたいんじゃない。
だけど、今でも私が安請け合いしてしまうのは、常にある恐怖心と…友達と呼べるだけの気の置けない人がいない不安。
生真面目にしていることしか出来ない私にとっては、普通のこと。
学校時代、生真面目にしていることしか出来ないから、《ま、いっか》を許さなかった(私自身に対して)から、先生方に様々な報告や連絡をするのは、当たり前の事だった。
クラスの人には面白い筈もなく、針の筵に座っている状態だった。
先生方に媚びている様に見えたのかもしれない。それは仕方がないかもしれない。
だけど媚びてしまえば、クラスでは浮く。解っていたし、媚びる積もりもなかった。
それでも役職決めでは、媚びている報復と言わんばかりに、クラス副委員長や風紀委員の様な、重役を『やらされ』る。他薦される。
私は諦めているから、他薦も自薦もせず、俯いている。他薦したところで、賛同者がいるわけでもなく、敵を増やすことになる。
決まったら職務に忠実に誠実に務める。けどそれも、クラスでは反感を買う。
そんな経験は、恐怖心になって深く刻まれる。
今、(年齢的又は法律的)大人になっても、友達と呼べない人たちは増えながら、気の置けない人が増えない。
役職なんかより、出世なんかより、《ま、いっか》と思える精神力が欲しい。
安請け合いしない、安心が欲しい。好きなものは好き…自由に言える...そんな環境や人が欲しい。