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遊遊のブログ

思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。


エスピオナージ(ESPIONAGE )

作詞・作曲:谷村新司

FADE AWAY 足音が冷たくこだまして
凍りつく落日に 別離の口づけ

ESPIONAGE 悲しき運命
ESPIONAGE 命は風に吹かれるまま

FADE AWAY いくつかの恋もしたけれど
目の前の幸福に心も揺れたけど

ESPIONAGE 悲しき運命
ESPIONAGE 命は風に吹かれるまま


EVERY DAY ALL OVER THE WORLD
EVERY NIGHT ALL OVER THE WORLD
拳銃を胸に握りしめたまま
夜空に祈り続けた


FADE AWAY この街が最後の街だろう
FADE AWAY 消えてゆく男に赤いバラ


FADE AWAY 紫にけむる霧の中
耳につく秒針の時を刻む音

ESPIONAGE 悲しき運命
ESPIONAGE いつかは異国の土になる

FADE AWAY 脇腹をえぐる熱い風
目の前のガス灯が遠く消えてゆく

ESPIONAGE 悲しき運命
ESPIONAGE いつかは異国の土になる

EVERY DAY ALL OVER THE WORLD
EVERY NIGHT ALL OVER THE WORLD
愛を忘れた素振りをしながら 仮面の下で泣いてた

FADE AWAY この街が最後の街だろう
FADE AWAY 消えてゆく男に赤いバラ

ESPIONAGE 悲しき運命
ESPIONAGE いつかは異国の土になる

FADE AWAY この街が最後の街だろう
FADE AWAY 消えてゆく男に赤いバラ


➡️1981(昭和56)年6月5日にリリースされた、アリス20枚目のシングルで、B面は矢沢透さん作曲の「GUILTY&PENALTY(罪と罰)」

この曲は1981(昭和56)年7月5日リリースの9枚目のアルバム「 ALICE IX 謀反」にも収録されています。

セールス的にはオリコン15位ですが「チャンピオン」と共にチンペイさん本領発揮の曲と感じます。

アリス活動停止前としては最後のシングルで、アリスはこの年11月7日に後楽園球場でおこなわれた「アリス・ファイナル」をもって活動を停止しました。

この曲を聴いて寂しさを感じた方は、結構いるのではないかと思います。

「エスピオナージ(原題:Le Serpent / Night Flight from Moscow)」は、1973年制作の諜報活動をテーマにしたフランス・イタリア・西ドイツ映画で、出演者は
ユル・ブリンナー
ヘンリー・フォンダ
ダーク・ボガード等々。

エスピオナージは、東西冷戦時代の西ヨーロッパにおける諜報活動を、各国の虚々実々の駆け引きを織り交ぜつつ、リアルかつ重厚に描いた作品で、劇中に登場するグリーニッケ橋(Glienicke Bridge)は冷戦時代に実際に捕虜交換が行われた場所で、ポツダムに現存します。

スバイ(間諜、諜報員)は、発覚した時点で殺されても仕方がない存在です。

日本では敵方をスパイ、味方をエージェントと呼びます。

日本はスパイ天国と言われていますが、舐めてはいけません。
内閣官房内閣情報調査室
警察庁警備局及び警視庁公安部とその他の道府県警察本部警備部(外事警察・公安警察)
法務省公安調査庁
防衛省情報本部
陸上自衛隊 - 中央情報隊
防衛省陸上幕僚監部運用支援・情報部別班
外務省国際情報統括官組織
これらの機関が、しっかりと目を光らせているのです。
その実力は世界屈指❗️

現代のスパイは、この曲のような牧歌的なものではありません。

ロマンも駆け引きも無い、無機質なものらしいです。

アリスも日本歌謡界に殴り込んで、事実上この曲で最後を飾りました。

この曲がそんなアリスに似つかわしいと感じるのは私だけでしょうか…

ちなみに私がこの曲をアコギで弾く時は、入りのベース音を強調し、サビのストロークはカッティングしないように弾いています。

とは言うものの、この頃指の動きが鈍くなりました。