『決意の扉』
自分はまだ箸っていなかった。
まだ自分で「行きたくない、ここにいたい。」って駄々をこねている最中だった。
まだ、走るのは怖い。だから準備運動を始める。
こうした考えを頭に張り巡らせた今、俺は決意の扉を開けたんだ。
これからまだ遠いかもしれないゴールに向けて、
まだ走れないなら、走る準備を始めようと、決意したんだ。
一歩一歩を踏みしめて、ゴールへと走る自分の姿を想像しながら、
掛け声をかけながら、心臓の高鳴りとともに、足踏みを始めるんだ。
それは紛れもなく自分のために、自分が「走る」ために。
歩いてしまう時はまた、この事を思い出す。
扉を開けたこの場所から見える、朝焼けにも似た、
この、光を。
