$Purslane Promenade すべりひゆの散歩道

先日、ネジネジの樹の写真をアップしたところ、「なんの木」「訳わからん」「ちゃんと説明せよ」などなど、ご注意と御叱りを受けてしまいました。

本当の話は・・・
「片葉の葦」と同じ、と言ったら、またまた訳が判らんと言われそうですが・・・
片葉の葦とは、日本各地の七不思議に登場する植物で、もちろん葦の仲間と言うか、葦そのものです。しかし、普通の葦は、茎の両側から葉っぱが出ている(当たり前)のに、この葦は茎の片方側からしは葉が出ていないのです。
お江戸の片葉の葦は、その昔、弘法大師が荒川を渡った際に、その御威光にひれ伏して、片葉になったとか。最近では、大阪市内でも発見されて、新聞記事になりました。
ところが、この葦を別の場所に植え替えると、何の変哲もない普通の葦にしかなりません。

片葉になる原因は、風。強い風が一定の方向から吹く土地では、葉の向きが偏るのだそうです。
ネジネジの樹も植物の大きさこそ違うのですが、理屈は同じ。中身は普通の椎の木です。

と言ってしまっては身も蓋もありませんね。「天神様の悪戯」とでもしておきましょうか。実際に、志和天満宮の御神木なのですから。<山晴>