ふと道端に、

紙屑が落ちている。


誰かが捨てたか、

落としたか。


通り過ぎようと思うが、

立ち止まる。


振り返り、

その紙屑を見つめる。


近くに寄って、

拾い上げる。


また違うゴミが、

目に入り。


そっと手を、

差し出した。


別に偽善ぶるつもりはない。

気になるからただ拾う。


なんだか最近、

そんなささいなことが。


何より大事と、

よく思う。


愛を語るより。

夢を語るより。


そんな小さな積み重ね、

それが大事な気がしてる。


神様にギフト、

もらう為じゃなく。


徳を積むような、

そんな何かのためじゃなく。


自分が気になり、

やりたいならば。


誰にどう言われ、

どう見られようが。


自分の生きる、

この道を。


自分が通った、

この道を。


いい気持ちで、

いたいじゃないか。


気づいた時に、

見過ごさず。


世界は、

自分の居場所だから。


優しくありたいと、

願うのです。