深く深く、
根を張るように。
孤独と言う土を、
かき分けかき分け。
シンと静まり返った、
闇の中。
永遠とも思える、
闇の中。
あなたの魂は、
育ってゆく。
ごまかしもしない、
まっすぐな眼で。
いつか見るであろう、
空に憧れながら。
砂利の中を、
泥まみれの中を。
春を夏を、
秋を冬を。
あなたは1人、
たった1人で。
剥き出しの夢を、
宿してゆく。
もはやそれは、
夢と呼ぶものではなく。
宿命や使命と言った、
衝動のように。
芽生え、
太陽を求め歩き出す。
あなたが生きること、
そのものが愛であり。
希望であると、
伝えたい。
人は土の中、
深く深く。
孤独を必する。
自分と向き合う為に。
芽生えの時を、
迎えるために。