どんな挫けそうになっても。

どんな諦めそうになっても。


あなたが微笑んでくれたなら、

あなたが拍手を送ってくれたなら。


大丈夫だと思えるんだ。

なんのこれしきと思えるんだ。


誰も聴いてくれない場面もある。

必要とされていない時もある。


自分が小さく思えて、

意味ないんじゃないかって思えて。


そんな時、

あなたが頷く。


真っ暗闇の客席で、

あなたが立ち上がる。


響く拍手、

たった一人だけの拍手。


僕は深く深くお辞儀する。

「ありがとう」かみしめて。


あなたのおかげで、

僕は歌い続けられる。


たった一人の、

あなたの拍手のおかげで。