迷いながら、

歩くあなたが好き。


真の優しさを、

自分に問い。


矛盾の中で、

血を流す。


その傷と痛みを

過去に背負い。


1人、

歩いてきたんだね。


皆が身軽に、

君を追い越して行った。


合理さと、

誰かの教えに導かれ。


しかし君は、

自分で考え続けた。


誰かにその答えを、

預けたりしなかった。


1秒1秒を、

真実にかけてきた。


逃げようとした、

けど引き返した。


何回も、

何回も。


君が君であるために、

君を裏切れなかったんだ。


自分の手を決して、

放すこと出来なかった。


のろまな、

空気の読めない奴。


そう、

陰口をたたかれ。


話のつまらない奴、

暗い奴。


そう、

はじかれたりしてさ。


空を眺めるだけだった。

誰もいない夜の淵で。


月ばかり好んで、

君は空を見つめていた。


君の誠実さは、

神様が見てる。


神などいない、

そう君は言っても。


君の心がみてる。

今までの全ての君を。


その胸に息づく、

言い尽くせない感情。


それは深い森。

野生が棲みつく森。


美しいばかりじゃない、

棘も毒もあるだろう。


けれど確かな、

生態系がある。


命がある。

思想、美学、哲学が。


そして土と言う、

真の優しさが眠る。


君の中に、

森を感じるかい?


深く、

それは深く。


決して手放さなかった、

自分の白い手。


それはいつか誰かを、

守る手となり。


誰かの命の、

故郷となれる。


ほら君の森から、

鳥が羽ばたく。


悩み続け、

迷い続けた時が。


こうして次の愛を、

育んでいたんだよ。