地デジ化と期を一にしてということなのか、たまたま時期が重なっただけなのか、わからないが、私などからすればNHKのドラマには、龍馬伝、坂の上の雲、のような大作に限って、ドラマの手法に異変が起きていると思う。
というのも、この15回で、明らかに、常々気になっている映像の特徴がまぎれも無くでているからだ。
それは次の画像に現れている特徴だ。
これらの画像を見ればわかるように、NHKのドラマは、それが江戸でも、桃山でも、明治でも、とにかく現代ドラマではない場合、よほど雨天の必然性でもある場合をのぞけば、いつでも、どこでも、夏の真っ盛りのような陽射しが照っている。それがいつでもどこでも、というのがなんともわざとらしく、またその意図が理解も共感もできないので、いらだたしい。こんなのは、あのはでな雰囲気の「善徳女王」だってやっていない。
たぶん、この異様な手法はあと10年はやられるような気がするが、まちがいなく、「陰影」「お暗み」「ゆかしさ」「渋さ」がなくなり、画面がさわがしい感じになって、間違いというものだ。
照明が悪いのか、撮影が悪いのか、たぶんそうじゃなく、最初のスタッフ紹介でいえば、「映像技術」じゃないですかね。たぶん、最新の映像技術は、この画像のように一部の光だけを輝度を高めることができるようになったのだと思う。しかし、子供のおもちゃじゃないのだから、できるからといって、そればかりやったら、おかしいことになる。
いつ気づくのかな?
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