そして・・・

帰ろうとすると終電はとっくに無くなっていました(笑)。
タクシー代出費はあり得ないので、ネットカフェで始発待ちとします。東京ではよくある出来事ですが、こちらでは初めてでした。

ラーメン屋なんてやってるわけない時間ですが、かなり前から1度だけ行くことは決めていて、この時間でも営業している日本一有名な豚骨ラーメン店へ

それは一蘭、しかも雪化粧された小倉店。これは貴重なものが撮れました。

かつてはたまに食べてましたが、北九州3年で食べたのはたった1度だけです。
こちらで多種多様の豚骨を食べた今こそ、「どう感じるのか?もう1度確かめよう。」と思ってました。

麺の固さ、味の濃さ、トッピングなど記入して注文ですが、「ボタンどこ?」暫く探してました。
注文用紙の下(笑)。
替え玉は銀色の皿を乗せるとパラリ~ララ、パラリラララ~とチャルメラ音が鳴り、持ってきてくれます。


コロナを予知していたような一蘭のカウンター
高いけれど、24時間人だらけでゴチャゴチャな東京では「ゆっくり食べられる席料」として割りきれるメリットで結構納得してました。

【ラーメン+替え玉】
懐かしい一蘭、そして変わらぬビジュアル。
豚骨県を様々に体感して後でも、やはり美味かった。
それは、殆どの店が足元にも及んでないと認識する程、明確にレベルが違います。

豚骨の臭みを取らないラーメンも人気あるのですが、一蘭のようなクリアな方向でないと多数の賛同は得られないです。

アンチが多いのも本物だからこその証左
香川県の丸亀製麺
大阪府の銀だこ
福岡県の一蘭
郷土発祥のご当地メニューが日本に留まらず海外にまで広く展開されていることは、本来誇りに思えることと思うのですが、何故か否定されがちです。ところが…

長崎県のリンガーハット

これは長崎県人自らが愛し、かつウマイと薦めてくることさえある稀有なチェーン店。中華街や北九州を経ても「リンガーハットで充分だな」とすら感じました。
しかも、それほど高くない。クオリティに対しての対価としては安いとさえ思わされます。

ところが…

一蘭は基本ラーメンと替え玉で驚愕の
1200円!
既にラーメンに出せる額として限界越えてて、1490円は流石に頼まないですね。

基本650円、替え玉10~150円で美味い豚骨がそこらじゅうにある福岡県では正直どうなのか?クオリティに対しての対価と考えてみても
「やはり高い」
それでも一蘭はこの異常なまでの高価格設定で成立しているし、そこに納得(本当のとこは分からんけど)してる多くの支持者がいます。

昨今のマイナス状況下でこれでやって行けるのを見れば(価格以外)絶対王者の豚骨ラーメンなのでしょう。

これに納得できる人が食べれば良いし、できなければ食べなきゃいい。ある意味分かりやすい特異な成功例なのではないでしょうか?

低価格路線の店に共通してるのが、「民度の低さ」なのですが、ここまでの価格だと民度は桁違いに良くなります。
アホなクレーマー対処を減らす…これは値下げよりも有効、立派な経費削減です。

誰も真似しない唯一の路線だからこそ生き残った。色々深く、何か学ばされるとこもある日本で1番有名な豚骨ラーメンです。

この翌日、更に雪が降り続けるとは…激動の令和3年(コロナ+個人的にも)を予感させます。