時刻は18時40分
真田ミュージアムから高野山、熊野本宮大社、そして恐怖の山道を越えてホテルへ

ホテルのおっちゃんに、「何か名物食べれる所ありますか?」と聞いたら、うまいもんマップを出して丁寧に解説してくれ、とても気さくな方でした。

最初に行った店は現地の人で賑わいすぎてて、次の候補だった一件へ

居酒屋というより、飲める定食屋という店

ビールとともにイカの煮物を出してくれましたが、おそらくお通しではなかったようで…素晴らしい。
名物が食べたいと伝えると「やっぱりマグロかな。」とのことでしたので、普段は白身好きでほぼ食べないマグロを久しぶりに堪能することにします。

【生まぐろ刺身 900円】
通常我々が食べるマグロは冷凍されたものなのですが、これはその行程のない、正真正銘の勝浦生マグロ。やはりご当地随一の名物だけに、高知でのカツオばりに格別でした。

東京を離れる時に多額の餞別を頂いたAさんにお礼がてら、四国一周で高知のカツオを送ったのですが、「こんな美味いのは初めて」と感動していただけました。
沼津のシラス、桜エビもでしたが、この辺は流通発達した時代でもやはり別格です。

これを日本酒で食したい。地元の太平洋とともに…
これ、松寿司でも飲んだ酒です。

老夫婦でやってるようでしたが、旅行者だと分かってもどこか無愛想…こんな人なのかと思ったもののテイクアウトの常連には気さくに話してます。

(まぁ、他所の一見なんてこれで仕方ない。)

今回と似たシチュエーション、高千穂峡への中継地とした宮崎県延岡市では楽しく飲めたのになぁ…

などと思ったのですが、少し手が空いたタイミングでおやっさん

「どっから来たん?」

そこからあっという間に話は弾み、奥さんとの出会いの話にまで(笑)

奥さんは新潟出身で、お互い出身地ではない第三の県(どこか忘れました)で出会ったというソウルメイトを思わせる運命を感じさせるお話。

会った瞬間に分かるソウルメイトって、世界に3人居るとか聞きますが、会えなかった(笑)。

もう締めようと思ってましたが、こうなれば売上に貢献して帰ります。

【まぐろステーキポン酢 700円】
揚げたニンニクとネギが絶妙な一品

おやっさんは酒大好きらしく、勧めたのですが

「最後まで仕事できなくなる(笑)。」

ひとしきり飲み、帰り際うまかっちゃんを差し上げました。

こんなパターンもあるのです。一見だから適当にしたら思い出もなくなります。

宮崎県と同じくホテルの案内から立ち寄った、おそらく人生でたった一度の酒処。楽しい時間を過ごせました。

全然離れてたけど、やはりマグロは美味い!

これも酒の良さ、一期一会ですな~。