はじめまして。

クダラネヴィジョンと申します。

あと2日で還暦を迎えようとしております。

まず自己紹介、遅らせながらブログを始めようと思ったきっかけを綴ります。

 

私は1960年に海沿いの田舎町に生れ、59年と363日この町で過ごしてきました。

 

高校を出る時に薄っぺらい憧れから東京へ出るきっかけを探りましたがなんせ薄っぺらい少年時代を過ごしてきましたため、何も思いつかず、いや、思いついたものの覚悟の小ささでしょうか、結局この町を出ることなく電車で1時間程の専門学校へ進学しました。

その専門学校卒業後の選択に際しても、地元の中小企業へ就職と、ありふれた道を選び、そのタイミングで当時付き合っていた大好きだったAちゃんとの同棲を始めることとなりました。

 

就職し、結婚を見据えた彼女との同棲と、つつましくもいわゆる普通の人生を手に入れようとしていた私は、とても幸せでした。

ただ、幸せの中に小さな違和感を見つけました。

 

自分の人生におおよその見当がついたのです。

このまま隣にいるこの可愛い大好きな彼女と結婚し、新卒年収300万強、月に8日程度は休めて友達に囲まれたこの地元で自分の父親と同じような人生を送る。

 

・・・最高ですね。こうして文章に書き起こし思い返すとこの人生で良かったのだと思います。

きっといわゆる普通の人生を送る方々はここで余計な妄想を膨らまさずその時その時、しっかりと自分の人生を歩むことの出来る人だと思います。

 

しかし情けないです。当時の私にその機能はついてませんでした。

そんなことにも気付かず、当時の私は「この違和感に気付く俺には普通の人生なんて似合わない、おれは何かを成し遂げられる男なはずだ」

などと根拠も脈絡もない勘違いを起こしてしまいます。

 

思い返せば幼い時分から父の趣味であったVシネマややくざマンガに親しんできた私は、度胸もないくせに不良グループとつるみたがり、金づるにされていることに気付かないふりをして自分を偽って生きてきました。

詰まるところ社会における自分の立ち位置を見ることが出来ない人間だったのです。

 

そのことに気付かなかった22歳の私は、人生最初の枝道に逸れることになります。

 

 

 

 

 

このブログは、還暦を目前に人生を思い返し浮き出てきた私の恥の記憶です。

恥の多い人生でした、なんて立派なものではありません。

小さな小さな初老の寂しい男の垢のようなみっともない恥です。

 

しかし、老婆心ながらこれから人生の失敗を犯そうとしている若い方に、少しでも考える時間を持っていただくきっかけになったらと思い、私のような人間でも発信出来るもの、と無い知恵をしぼりこのブログに至りました。

勿論若いからといって私のように自分の能力を弁えず下手な判断をしてしまう人は少ないと思いますが、世の中には人々が当たり前に持っている能力を持っていないと感じる人もいると思います。

そんな自称無能の方々へ、ほんものの無能からの羨みの言葉を送ります。

 

文章が読みにくいかも知れません、みっともなさ過ぎて目も当てられない部分もあるかと思います。

何も残せてこなかった人生の遺書替わりにしたためますので不愉快に思われる方はページを閉じて頂いて結構です。

世の中にはこんなありふれたダメな男もいるのか、と鼻で笑いながら読んでいただけたら、と思います。

稚拙な文章ではありますがこれから徐々に更新していきたいと思いますのでどうかよろしくお願い致します。