自然をいただく
まあよく考えても考えなくても、僕らは「自然からいただきもの」で生きているのですね。
で、ちょっとよく考えると「自然からのいただきモノ」って何だろうっと思うのです。面白い仕組みですね。僕は山奥に暮らして自然養鶏や有機栽培の農作物を生産している現場にいるから、当たり前のように「口に入るもの」は自然由来のものなのですが、本当は誰でも人間であろうと他の動物であろうと植物であろうと「自然からいただいて」生きているのです。
どうも、それだけじゃあなさそうです「自然からのいただきもの」は。
一番大きそうなのは「悦び」かなあと思うのですね。
ただ人間だけは不自然を平気でやらかして「悦び」に至れないことが多いのではないでしょうか。ですから、僕は「教育」の基本に「自然」というものを関係性を知るために、あえてそこに触れていくことをしています。
大事なことなんです。「自然からいただく悦び」は。
人間は「人工物」だけに囲まれて生きていると、「悦び」を見失い「生きる方向を見失う」と思うからです。何時も車でばかり移動せず「徒歩」で移動してみることが基本飛行機や電車も遠慮したいですね。
ほかの動物や草花とふれあい、なるべく「人間の勝手」ではない生き方にしていくのです。
夏は暑くて冬は寒いのですから、できるだけその感覚を楽しんで味わえるように冷暖房は最低限にしたいですね。
偶然ですが、僕は一生通して水は地下水や湧水で暮らしています。これは本当に不思議なご縁でそうなっています。ありがたい限りです。
今山ではこごみやわらびが採れます。三つ葉もたくさん出てきました。今日はタケノコも食べます。毎日ビワの葉茶を自分で作って飲み、スギナを食べ、緑茶も無農薬で作っています。ちょっと前にはツクシやヨモギもたくさん採れました。シイタケも採れます。キクラゲも採れます。
それらをいただくのは、自然から「悦び」もいただいているのです。
昨日は茶畑の端っこで「フキ」もたくさん採れました。