カンボジア笑顔に向かって&N.Y.(ニューヨーク)ILLUSION 2000 -163ページ目
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カンボジア笑顔に向かって&N.Y.(ニューヨーク)ILLUSION 2000
ニューヨークの幻想を求めショーウインドーと街と人を1枚のフィルムに収めた作品.多重露光でもなくデジタル処理でもなくショーウインドーのガラスに映った街と人々を一緒に撮影しています.カンボジアの写真も追加
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貧困家族の家
タケオのアンタソン地区はカンボジアでも貧困層が多い所だと聞かされていました.今回,フランスのNGOの協力で貧困層の家庭訪問をしました.びっくりしました.今までいろいろな家庭の家を見てきましたが,ここまでひどいとは思っていませんでした.この家は一番安くできる家でバナナの葉っぱやヤシの葉っぱで作ってありました.6畳より狭い所に5人でざこねです.中を見てみると家具もありませんでした.
カンボジアの家族は子だくさん
カンボジアの家は高床式で雨期になると腰まで水に浸かってしまいます.この家族はタケオの奥地に住んでいて貧困層に入る家庭です.まだカンボジアは米が採れるので稲作をしている農家の人たちは餓死することはありませんが,土地を持たない人たちは稲作の手伝いなどして生計をたてていますが,現金収入は微々たるものです.風邪をひていも下痢をしても病院にかかれなく死んでいく子供も多くいます.現在カンボジアの人口の40パーセントが15歳未満の子供です.
クロマーを着る少年
この子は新しくできた小学校の開校式に来ていた少年です.でもこの少年は学校に通うことができません.せっかく学校ができても貧しさから通うことができないのです.この時も通うことができない子達が何十人と来ていて勉強している所を窓から覗き込んで一緒に学んでいました.この子が着ているのはクロマーと言ってカンボジア式スカーフです.腰巻きにもなるし帽子にもそして袋の代わりにもなる布です.コットンからシルクまであります.大体は安いコットンを皆使っています.
カンボジアの女の子
学校を建てている日本のNPOと一緒にカンボジアのカンポットという比較的大きい街から車で1時間走るとそこは電気もなくやっと小学校ができて喜んでいる村の人たちが迎えてくれました.そこで知りあった女の子です.
N.Y.ILLUSION.NO.12
撮影をしているとつい夢中になって今自分が何処にいるのか分からなくなって迷子状態になることが多い.そんなときでも写真が撮れると嬉しい.迷った時はまず地下鉄を探す.
N.Y.ILLUSION.NO10
マンハッタンのミッドタウン,木彫りの人形が良い味を出していたので向かい側のビルと一緒に撮影.いつも撮影のときは手持ちで三脚は使っていません.なのでシャッター速度は三十分の一秒位しかもPLフィルター(反射を防ぎ風景などに使うと青空はより青くすることができるフィルター.でも場合によるので説明書を読んで下さい.)を使っているのでブレるかブレないかのギリギリで撮影しています.
あなたは何故そんなに笑顔でいられるのですか.
ここはプノンペンから車で一時間半,コンポンスプーと言う街で撮影しました.街から車で15分,そこで知りあった彼は最初イスに座って黙々と大工作業をしていた.何を作っていたかというと学校で子供たちのために机を作ってプレゼントしているそうだ.
彼は地雷で両足を失ってしまってから人生が変わってしまった.現在もカンボジアでは年間300人ほど地雷の被害に遭っている.400万個が埋まっていると言われている.
たくましく育ってほしい
カンボジアのプノンペンから南下すること2時間タケオ(戦争カメラマンの沢田教一が銃撃をうけて亡くなった所)のアンタソンからさらに40キロほど奥地,四駆のトラックで
2時間ほどかかった小さい村で最近できたようだ.それにしても40キロ走るのに2時間から3時間もかかってしまった.道がでこぼこでとんでもないことになっていた.
今,カンボジアはどんどん子供が増えているそして新しい村も増えているが,そこには学校もなければ病院もなくもちろん電気もない.
カンボジアの明日を見つめる
カンボジアはベトナム戦争と内戦,ポルポト派による虐殺によって大勢の人々が死んでいった歴史がある.いまだに復興が遅れている.一言で語ることは出来ない.これから写真を通して少しずつ話していこう.
N.Y.ILLUSION2000.NO.9
アメリカの象徴である星条旗とダウンタウンの街並,ここはソーホー地区で撮影.
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