2泊した仙台に別れを告げて一路、岩手県の猊鼻渓へ。
前夜の雨が嘘のように、この日は晴天に恵まれました。



駅から歩くこと10分程でたどり着いたのが舟乗り場。
そう、この日は舟下りにやって来たのでした。



高さ50メートルを超える岩壁に挟まれた砂鉄川。
この清らかな川を1時間半かけて、舟はゆっくり進みます。







折り返し点で一旦舟を降りて徒歩で少し進んでいくと


高さ124メートルもあるという大猊鼻岩が見えてきました。



ここで売られていたのがこちらの「運玉」というもの。
写真ではわかりにくいですが、文字が刻まれていて
「福」「縁」「寿」「愛」「願」「恋」の6種類から選ぶことができます。
5個で100円也。



右の方にある穴がわかりますでしょうか?
運玉を投げて、ここに見事入ると願いが叶うのだそうです。

この後、舟で同じコースを戻り、終了。
舟から見上げる岩壁はまさに絶景でした。




猊鼻渓から一ノ関に移動し、ホテルに着いた途端に
なんと雨が・・・




冷たい雨の降る中、お酒と地ビールの蔵元「せきのいち」へ。



目的はお酒でなく併設のレストランでの夕食。
岩手の郷土料理を体験するために訪れました。



なんと写真が完全にボケてしまいましたが、
こちらが「はっと鍋」というもの。
昔、お殿様が美味しさのあまりご法度にしたから
「はっと」という言い伝えがあるとか。

手で伸ばした小麦をちぎって鍋に入れていただきます。
おでんといえば小麦を練った「ちくわぶ」という、
下町以外では受け入れてもらえない文化で育った
僕にとっては、たまらなく美味でございました。



こちらも写りが悪いですが、4種類のお餅も今まで食べた中で
最高と思うくらい感激でした。

こちらのレストラン、奥州平泉時代の食を再現した「奥州藤原膳」という
メニューもあり、かなり惹かれたのですが、要予約ということで断念。
レストランの雰囲気も良くて、みちのくの旅最後の夕食に選んだのは
大正解でした。